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2022年12月22日

フィギュアスケート、いつから始めたらいい?選手を目指すにはいくらかかる? (2/2)

選手を目指す場合は、最低でも年100万円かかる

スケートリンク

「ゼネシス大和フィギュアスケーティングクラブ」(以下、「ゼネシス大和」)は、東京都東大和市で活動しているフィギュアスケートのクラブチームですが、こちらの担当者によると、『バッジテストの進級や試合出場を目指すなら、習い事や趣味の感覚ではできません』とのことです。

『バッジテストを受験したいとか大会出場をしたい場合には、フィギュアクラブに入ってレッスンを受けることが必要です。クラブで本格的に練習を始めると、スケート場を貸し切っての練習や合宿に参加する費用がかかります。振り付けを頼む費用や道具代なども含めると、リーズナブルなクラブでも、年間100万円以上の出費を覚悟する必要があります。月15~20万円が平均的な相場です』(ゼネシス大和の担当者)

さらに高みを目指して、全日本大会や国際大会に出場する選手になると、遠征費用もかかりますし、靴の交換頻度も高くなります。コスチューム代も当然かかってきます。有名選手のコスチュームが実はお母さんの手作りだった、などというエピソードもよく聞きますが、周りのサポートなしでは、到底できないスポーツであることは確かなようです。

『当クラブでは、相場よりリーズナブルにと努力し、月謝制度を設けるなどの工夫を行なっていますが、進級をお考えの方は、ある程度の費用負担を覚悟してください』(ゼネシス大和)とのことです。

趣味として習うぶんには非常にいいスポーツ

やはり、フィギュアスケートの選手になるのは大変なのね、と思われたかもしれません。とはいえ、現実的な話としてはすべてのお子さんが選手になれるわけではありません。

趣味として楽しむのなら、フィギュアスケートは華やかさもあり、運動神経も鍛えられる理想的なスポーツではないでしょうか。

興味がある方は、ぜひ一度、お子さんを連れてスケート場に行ってみてください。

こちらもおすすめ:
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<参考サイト>
・大阪府立臨海スポーツセンター
http://www.mizuno.jp/facility/osaka/rinkai/
・飯塚アイスパレス
https://www.aso-group.co.jp/kaihatu/ice/index.html
・江戸川区スポーツランド
http://edogawa-sportsland.com/general/general.html
・神宮外苑アイススケート場
http://www.meijijingugaien.jp/sports/ice-skating/
・ゼネシス大和フィギュアスケーティングクラブ
https://figureskatingteamdoke.jimdo.com/

<Text:斉藤裕子(H14)>

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