こんな症状が出たらにんにくの食べ過ぎ!1日何粒まで?食べ過ぎた後の対処法 (1/4)
にんにくは体にいいイメージはあるものの、どのような栄養素が含まれていて、どんな効果があるのか知らない人も多いのではないでしょうか。また、にんにくの食べ過ぎには注意が必要です。
にんにくに含まれる栄養素や期待される効果、食べ過ぎによる影響から、1日どのくらいまでセーフなのかという摂取目安量、そして食べ過ぎのデメリットを防ぐおすすめの食べ合わせを紹介します。
解説は、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニューを開発してきた、薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーターの山形ゆかりさんです。
にんにくが持つすごいパワー! こんな栄養素が詰まってる
にんにくには、ビタミンB1、B6、アリイン、カロテン、リンなど多くの栄養素が含まれています。
にんにく(生)1個50gあたりの栄養成分
エネルギー 65kcal
たんぱく質 3.2g
脂質 0.5g
炭水化物 13.8g
─食物繊維 3.1g
ナトリウム 4mg
カリウム 260mg
カルシウム 7mg
マグネシウム 12mg
リン 80mg
鉄 0.4mg
亜鉛 0.4mg
銅 0.08mg
ビタミンE(α−トコフェロール) 0.3mg
ビタミンB1 0.10mg
ビタミンB2 0.04mg
ナイアシン当量 0.9mg
ビタミンB6 0.77mg
葉酸 47μg
パントテン酸 0.28mg
ビオチン 1.0μg
ビタミンC 6mg
出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
にんにくって何がいいの? 期待できる効果とは
にんにくに含まれる「アリイン」は重要栄養素
なかでも、アリインは健康にとって重要な働きが期待されている栄養素です。
アリインは体内で分解されてアリシンという成分になります。アリシンはにんにく特有のニオイの原因成分でもありますが、私たちの健康をサポートしてくれる成分です。
具体的には以下のような働きが期待できます。
- 疲労回復
- 生活習慣病予防
- 血糖値の上昇を抑える
- 血流を改善する
アリシンは、にんにくのほかに長ネギ、らっきょう、ニラなどにも含まれます。言われてみれば、どれも疲れ対策におすすめの食べ物としてよく登場しますね。
餃子ってもしかして、最高の疲労回復おかず?