なぜ「GABA(ギャバ)」を摂ると睡眠の質向上が期待できるのか? (1/2)
寝苦しい暑さが続く毎日。
体温を超えるような暑い日が続き、夏バテの症状、食欲低下、胃腸機能の低下、体の重だるさ、全身の倦怠感、情緒不安定、無気力感、頭痛、めまいが出てしまった方もいるのではないでしょうか。
そんなときに摂りたい成分のひとつが「GABA(ギャバ)」。ナッツブランドを展開する株式会社ミツヤの健康リズムカウンセラー・神田優さんが教えてくれました。
睡眠の質向上に期待できる成分「GABA(ギャバ)」
「GABA(ギャバ)」は脳内で神経活動を抑制する神経伝達物質で、睡眠の質を高めるアミノ酸の代表格です。
GABAを摂ることにより、リラックスしているときに出るα波という脳波が出やすくなり、副交感神経を優位にさせてくれます。
ストレスを軽減して心身をリラックスさせてくれることで、ストレス解消や寝つきを良くするのに効果的と言われています。
GABAはストレスを受けると消費される
GABAは通常体内で十分な量を作られますが、過度なストレスを感じた際に体内で消費されるため、ストレス過多のときは不足しがちになります。
夏の時期はストレスを感じやすいので、積極的にGABAの摂取を意識することがおすすめです。
「GABAは食べ物から摂取しても脳に入っていかない」説について
アミノ酸の一種であるGABAは、口から摂取しても脳まで届かずあまり意味がないのではという説もあります。
しかし、⼈間性脳科学研究所所⻑で武蔵野学院⼤学・⼤学院教授の澤⼝俊之先生によると、最近だとそうでもないという研究が出てきたと語っています。
「GABAは、アミノ酸の一種なので脳に入っていかないという研究が多かったのですが、最近では入っていくのではないかという説が出てきています。GABAが入っている飲料を飲むとよいのではないかという研究もありますね。なので、GABAはある程度摂れば脳に入っていく可能性があります」(澤⼝先生)
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ギャバの摂取目安量は、明確な指標が示されているわけではありませんが、バランスのよい食生活をしていれば、体内のギャバ量は不足しないと言われています。