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2025年1月10日
「ホットアイマスクは目に悪い」って本当?眼科医に聞いた (1/2)
眼精疲労や目の下のクマやむくみ対策にホットアイマスクを活用する人も多いのでは。しかし「ホットアイマスクは目に悪い」という噂もあり、気になるところ。ホットアイマスクは気持ちいいけれど、デメリットはあるのでしょうか。
ホットアイマスクの作用などを、等々力眼科院長の禰津直久先生に聞きました。
ホットアイマスクは目に悪いって本当?
禰津先生:「ホットアイマスクが目に悪い」というのは、間違った情報と言えます。むしろ目に良く、以下などの人におすすめのアイテムです。
- 長時間の作業で目が疲れている
- PCやスマホなどをよく使用している
- 夕方になると目がしょぼしょぼする
- ドライアイ
逆効果?失明するという噂も…
禰津先生:ホットアイマスクが原因で、失明するとは考えにくいです。目元を温めるという行動は、失明を誘発させるものではないと考えられます。
ただし、結膜炎やぶどう膜炎などの炎症性の疾患、目の手術後による目の充血に対して、目を温めることは逆効果だと言われています。温めると、炎症が悪化し、充血などの症状が悪化する可能性があるからです。
これらが原因の目の充血をケアしたい場合は、冷やした方がいいでしょう。
ホットアイマスクに期待できるメリット
禰津先生:ホットアイマスクのメリットとして、気分がリラックスする、目元が温まるなどが挙げられます。
目元が温まることで、血流が良くなる可能性も考えられます。その結果、クマや目の疲れの軽減、まぶたから脂の分泌が促進され目の機能が整うなどのメリットも得られるでしょう。
目薬を点眼した後は、5~10分おいてから使用してください。
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