
ライフスタイル
2025年6月27日
なぜ靴下を履いて寝てはいけないのか。エアコン冷えに靴下は逆効果![医師解説] (1/2)
暑い夏の夜、エアコンの冷気で足元が冷え、「靴下を履いて寝ようかな」と考える方も多いのでは。しかし、就寝時の靴下着用は、快眠を妨げる可能性があるのです。
本記事では、内科医の岡村信良先生の監修のもと、靴下を履いて寝ることのメリットとデメリット、そして冷え性対策としての正しい方法について解説します。
靴下を履いて寝ていい? メリットとデメリット
靴下を履いて寝ることはメリットもデメリットもあります。
メリット1 足元の保温と乾燥防止
足の表面を温めることで、寒さから守ることができます。保湿クリームを塗った後に靴下を履くことで、乾燥を防ぐ効果も期待できます。
デメリット2 血行不良と睡眠の質の低下
靴下を履いたまま寝ると、足首や足先を締め付けることにより血行が悪くなり、足の末端まで十分な血液が行き届きにくくなります。
さらに、靴下による圧迫で皮膚の感覚が鈍り、脳が感じ取る体温の情報が狂いやすくなるため、体温調節がうまくいかなくなる可能性もあります。
また、足からの熱がうまく放散されないことで、深部体温が下がりにくくなり、自然な眠りのリズムが妨げられることも。
睡眠中に靴下の中が蒸れて汗をかくと、その汗が足の熱を奪ってしまい、逆に足元が冷えてしまいます。その結果、足の不快感が増して、眠りが浅くなったり途中で目が覚めたりする原因になることもあります。
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