2025年8月8日

【専門家監修】夏の疲労チェックリスト!こんな症状は「体のSOSサイン」 (1/2)

夏は、睡眠の質の低下、体温調節機能の低下といった特有の要因が重なり、疲労が蓄積しやすい環境。身体へのダメージと回復力のバランスが崩れることで発生する疲労は、「見えない怪我」とも呼ばれます。夏特有の疲労“夏疲労”が蓄積していないか、セルフチェックしてみましょう。

疲れと眠りのクリニック淀屋橋 院長 中富 康仁先生監修のチェックリストを、「疲労に関するQ10セミナーby還元型コエンザイムQ10」から紹介します。

夏の疲労チェックリスト

疲労は、痛み・発熱と並ぶ「三大生体アラート」

疲労は「見えない怪我」であり、放置すると自律神経の乱れを引き起こし、最終的には心疾患や生活習慣病の悪化、さらにはうつ病の発症リスクまで高める可能性があります。

次の3つのサインが出ている人は、体がオーバーヒート寸前かもしれません。

専門家が警告する“夏疲労”の3大サイン

1. 日中の強い眠気や集中力の低下

ただの睡眠不足と思いがちですが、夏特有の自律神経の乱れが原因の場合も。

冷房の効いた室内と高温の屋外との温度差に適応しようと、自律神経が過剰に働き、体はエネルギーを消耗し続けています。その結果、昼間の強い眠気や集中力の低下を招くことがあるのです。

2. 朝から抜けない“だるさ”

暑い夜は、寝ている間も汗をかき、体温調節のためにエネルギーを消費し続けています。そのため、しっかり寝たはずなのに「朝から体が重い」「疲れが抜けない」と感じるのは、夏疲労の典型的なサイン。

「寝ても疲れが取れない」人は、夏バテではなく“夏のエネルギー枯渇”状態かもしれません。

3. 食欲の低下

暑さで胃腸の動きが弱まり、食欲がなくなるのも夏疲労の一因です。

そうめんや冷たい飲み物だけで食事を済ませてしまうと、ビタミン・ミネラル・たんぱく質が不足し、エネルギーが作れなくなります。

これがさらなるだるさや眠気を引き起こし、“夏疲労の負のスパイラル”に陥る原因となるのです。

次:夏の疲労スパイラルから抜け出すには?

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