緑茶の効果とは。毎日飲むとどうなる?医師が解説【1週間・1ヶ月の変化】 (1/4)
緑茶は日本人にとって身近な飲み物ですが、毎日飲むとどんな効果があるのでしょうか。
緑茶にはカテキンやテアニンなどの成分が含まれており、健康や美容にさまざまなメリットが期待されています。
日本糖尿病学会専門医・日本抗加齢医学会専門医である小倉 慶雄先生に、緑茶を毎日飲むことで体に起こる変化や健康メリット、適量や注意点について教えてもらいました。
※緑茶は医薬品ではなく、単独で病気を予防・改善するものではありません。生活習慣に取り入れる選択肢のひとつとして紹介します。
緑茶の主な効果|毎日飲むと期待できる健康メリット
緑茶にはさまざまな健康効果が期待されています。特に注目されている代表的な効果を紹介します。
※効果の感じ方には個人差があります。
抗酸化作用で老化や生活習慣病を予防
緑茶の代表的な成分であるカテキンには抗酸化作用があり、体内で発生する活性酸素を抑える働きがあります。活性酸素はストレスや紫外線などによって増え、細胞にダメージを与える原因になると考えられています。

こうした抗酸化作用は、老化や生活習慣病の予防に役立つと言われています。体内の酸化ダメージを抑えることで、肌の健康維持にも関係する可能性が示されています。
また、特に動脈硬化や高血圧などの生活習慣病のリスク低下に関係する可能性があると考えられています。
小倉医師によると「緑茶を継続して飲むことで、血圧やLDLコレステロールがわずかに改善する可能性はあります。ただし、効果は小さく、薬のようなはっきりした変化を期待するものではありません」としています。
血糖値の上昇を抑える
緑茶には、食後の血糖値の上昇を緩やかにする可能性があるとも言われています。カテキンなどの成分が糖の吸収や代謝に関係し、血糖値の急激な上昇を抑える働きがあるためです。

血糖値が急激に上昇するとインスリンが多く分泌され、脂肪が蓄積されやすくなります。そのため、血糖値のコントロールは肥満や生活習慣病の予防において重要なポイントの一つです。
ただし小倉医師は「血糖を少し改善する可能性はあるものの、治療効果として過大評価できるものではありません」としています。
脂肪燃焼をサポートする
緑茶に含まれるカテキンには、脂肪の分解やエネルギー消費に関係する可能性があります。また、脂質代謝に関係する研究もあり、体脂肪や脂質の代謝に影響する可能性があるとされています。

小倉医師は「LDLコレステロールや総コレステロールについては、軽度の低下を示した研究があります。ただし、中性脂肪やHDLコレステロールについては、はっきりした改善が出ないことも少なくありません」と言います。
虫歯や口臭を予防する
緑茶には抗菌作用があることが知られています。カテキンには細菌の増殖を抑える働きがあり、口内環境を整える効果が期待されています。
虫歯や歯周病の原因となる細菌の増殖を抑えることで、口臭予防にも役立つ可能性があります。また、食後に緑茶を飲むことで口の中をさっぱりさせる効果もあります。
日常的に緑茶を飲む習慣は、口腔ケアの一つとしても取り入れやすい方法です。
リラックス効果や集中力のサポート
緑茶にはテアニンというアミノ酸が含まれています。テアニンはリラックス作用があることで知られており、心身を落ち着かせる働きが期待されています。
また、緑茶にはカフェインも含まれています。カフェインには覚醒作用があるため眠気を抑え、集中力を保ちやすくすることがあります。
テアニンとカフェインが組み合わさることで、比較的穏やかな集中のしやすさを感じる人もいると考えられています。

さらに、テアニンは脳内の神経伝達物質に関与し、副交感神経を優位にする可能性があるとされています。そのため、ストレスの感じ方に関係する可能性も示されています。
小倉医師は「ただし、通常の緑茶を少し飲んだだけで、誰にでもはっきりしたストレス軽減効果が出るとまでは言えません」と答えます。
このように、緑茶には抗酸化作用や脂質代謝、血糖値、口腔環境などに関係する可能性がある成分が含まれています。日常の飲み物として取り入れることで、健康習慣の一つとして役立つ可能性があります。
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