レモン水、飲み過ぎるとどうなる?飲まない方がいい人の特徴[医師監修] (1/3)
健康や美容に良いと話題のレモン水。ビタミンCが摂れる、代謝がよくなる、いわゆる「デトックス」になると紹介されていることもあり、朝一杯飲む習慣を取り入れている人も多いのではないでしょうか。
しかし、「体によいものだから毎日たっぷり飲んでいる」という場合、少し立ち止まって考えてみてほしいことがあります。どんなに健康的な飲み物でも、量や飲み方を誤ると体への負担になることがあります。
レモン水を飲み過ぎると、どんなデメリットがあるでしょうか。金沢駅前内科・糖尿病クリニック院長・小倉 慶雄先生監修のもとお届けします。
レモン水とはどんな飲み物?
レモン水とは、水にレモン果汁を加えた飲み物のことです。
市販のレモン果汁を使うものから、生のレモンをスライスして水に浸すもの、はちみつや塩を少量加えたものまで、作り方はさまざまです。
ビタミンC、クエン酸の効果
レモンにはビタミンCやクエン酸が含まれており、これらが注目される理由になっています。
ビタミンCは抗酸化作用や免疫機能のサポートに関わるとされており、クエン酸はエネルギー代謝に関与することが知られています。
また、レモン水はほぼノンカロリーで、砂糖を加えなければ糖分の摂取も最小限に抑えられます。

こうした特性から「ダイエット中の飲み物」「朝の一杯に最適」として広く取り上げられています。
ただし、レモン水を多く飲めば免疫力が大きく高まる、病気を予防できる、というわけではありません。注意したいのはレモン果汁に含まれる「酸」の性質です。
この点が、飲み方や量によって体に影響を与えることがあります。
レモン水を飲み過ぎた! どんなデメリットが考えられるのか
レモン水は体によい成分を含む飲み物ですが、毎日大量に飲んだり、飲み方を誤ったりすると、いくつかの不調につながる可能性があります。
歯のエナメル質が傷みやすくなる
レモン水が体への影響として最も広く知られているのが、歯のエナメル質への影響です。レモン果汁に含まれるクエン酸は酸性度が高く、頻繁に口に触れることでエナメル質を徐々に溶かしてしまうことがあります。
とくに、飲んだ後にすぐ歯磨きをしたり、長時間かけてちびちびと飲み続けたりする習慣は、歯へのダメージを蓄積させやすいとされています。
胃腸への刺激
空腹時に濃いレモン水を大量に飲むと、酸による刺激で胃の不快感や胸焼けを感じることがあります。
もともと胃が弱い人や、胃酸過多・逆流性食道炎の傾向がある人では、症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。
カリウムの過剰摂取
レモン果汁に含まれるカリウム量は、通常の飲み方であれば多くはありません。
ただし、腎臓の機能が低下している人や、医師からカリウム制限を指示されている人が、大量の果汁を毎日摂る場合には注意が必要です。
消化器への影響
クエン酸を多量に摂取すると、人によっては吐き気や下痢、腹部の不快感が現れることがあります。
「健康のために飲んでいるのにお腹の調子が悪い」という場合、レモン水の量が一因になっていないか確認してみる価値があります。
次:レモン水を避けたほうがいい人とは

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