ダンスも筋トレも見た目が大事。ロペスこと岸英明が語る“筋肉重要説” (1/3)
TBSの人気番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(以下「金スマ」)の社交ダンス企画でおなじみのロペスさんこと、岸英明さん。芸人としても活躍する岸さんは、ダンスの腕もさることながらその鍛え上げられた筋肉にも注目が集まっています。
実は健康的で美しいシェイプの肉体を競い合う「ベストボディジャパン」(通称BBJ・日本最大のボディバランスを競う大会)の日本大会に出場するなど、ガチで筋トレを愛する人なんです。しかし、魅せるボディと社交ダンスの筋肉って使うところ違うんじゃないのか? そんな素人質問に答えてもらうべく、岸さんにインタビューしました。
飲み会が楽しくて続けちゃった競技ダンスの世界
――もともと岸さんはスポーツが好きだったんですか?
そうですね、小学校は水泳、中学校は卓球、高校で柔道を経て、大学で競技ダンスの道へ進みました。飽きっぽいんですよね。
――柔道から競技ダンスってまるっきり正反対ですよね。
だからなんです。格闘技が好きだったので、その延長で格闘技っぽい部活に入ろうかと思ったのですが、大学の新歓の時、競技ダンス部の歓迎っぷりが手厚かったんです。タダでご飯食べさせてくれるし、女の人がいて華やかだし、そのまま流されて(笑)。
でも合宿が鬼のようにキツかった。1時間ステップをぶっ続けで踏み倒して、足がマメでボロボロ。過呼吸になっちゃう部員もいたし、いつも優しい女の先輩がめっちゃ怖くなって……。マジで辞めようって思ってました。
――あれ? でも競技ダンスは大学院まで続けてましたよね?
合宿後の飲み会が楽しかったんですよね。怖かった先輩も優しくフォローしてくれるし、「あれ、やっぱり楽しいな?」って(笑)。そんな調子で続けてしまいました。
――(笑)。他にダンスの魅力は?
格闘技が好きだったこともあって、負けると単純に悔しいんですよ。しかもダンスって予選、準決勝、決勝と勝ち進まないといけない。早めに負けるのと、決勝で負けるのとでは、悔しさが全く違うんです。勝ち進めば飲み会がめっちゃ楽しくなるんで、がんばらないと。
――また飲み会(笑)! モチベーションが飲み会なんですね。「金スマ」社交ダンス部の前にベストボディジャパン(以下BBJ)の水戸大会に初出場して3位の成績に輝きましたよね。競技ダンス部時代からいい身体だったんですか?
いや、大学4年の卒業旅行のとき、同期のやまちゃんに、「お前情けない身体になったね」って言われたんです。当時はいい身体だと思っていたんですけど、体重55kgで体脂肪7~8%だったので、中途半端に痩せていて。やまちゃんの言う通り、かっこいい身体ではなかったんですよね。それで一念発起して、公営の体育館兼ジムに通いました。
僕、芸人になる前に会社員をしていたのですが、その時もジムに通っていたので、そのおかげで身体ができ上がっていきました。BBJへの出場は、芸人はじめて2年目くらいの時に、知り合いのケビンさんというスポーツトレーナーに出てみなよって言われたのがきっかけですね。そうしたら書類選考に通っちゃって。ケビンさんにポージングを見てもらって、減量方法を聞きながら出場しました。
▲岸さんの筋肉ヒストリー