フィットネス
2024年6月4日
「逆立ち(倒立)」の効果とやり方。コツは“壁を使う” (1/3)
逆立ち(倒立)を使ったトレーニング方法はさまざまあります。
壁を使った逆立ち、逆立ち腕立て伏せ、逆立ち静止、さらには逆立ち歩きなど。しかし、恐怖心から逆立ちの姿勢ができないという人も少なくありません。
そのような人のために、逆立ちの正しい練習方法やコツを、プロトレーナーが解説します。
逆立ちにはどんな効果がある?
逆立ち(倒立)の姿勢は、腕や肩など上半身の筋力を鍛えることはもちろん、体幹強化やバランス感覚の向上に大きな効果が期待できます。
鍛えられる部位
- 腹筋(お腹)
- 三角筋(肩)
- 上腕二頭筋、上腕三頭筋(腕)
- 僧帽筋(背中)
- 股関節
- 腰まわりの筋肉
- 体幹
逆立ちが怖い、できない原因とは
逆立ちをするには、最低限の筋力やバランス感覚が必要です。ただし、その要求されるレベルは決して高くありません。言ってしまえば、小さな子どもが遊び感覚でもできるのが逆立ちです。
まずは上下逆さまに慣れることから始めよう
「逆立ちができない」という大人は、実のところできないのではなく、上下が逆さまになる姿勢への恐怖心がネックになっているケースがほとんどです。
そのため、まずはその恐怖心を取り除くことが最初のステップになります。
壁を使った逆立ちのやり方
まずは、壁を使い、足を壁に這わせるように少しずつ上げていく練習からです。安全のためにマットを敷くと、恐怖心も薄れるでしょう。
壁に向かって足をつけていく「ウォール・ウォーク」
- 壁の縁にかかとをつけて、床に両手をつき、腕立て伏せの姿勢になる
- 四つん這いで後退するように、両手を1歩ずつ壁に近づけていく。同時に、壁につけた足を上に登らせていく
- 徐々に登る高さを上げていき、壁に体を近づけていく
これを何回も繰り返し、最終的には、垂直に近い姿勢になるまで練習します。
ほぼ垂直に近い位置まで来たら、両足を揃えてみてください。体を1本の棒のようにするのがコツです。
そして、この姿勢で静止する時間を伸ばしていきます。