ウェルネスフード
2019年6月28日

発芽玄米のススメ│連載「甘糟りり子のカサノバ日記」#32 (1/2)

 アラフォーでランニングを始めてフルマラソン完走の経験を持ち、ゴルフ、テニス、ヨガ、筋トレまで嗜む、大のスポーツ好きにして“雑食系”を自負する作家の甘糟りり子さんによる本連載。

 今回は、甘糟さんがハマっているという玄米について。トレーニングをしているとGI値や糖質などが気になるところですが、玄米の良さとは?

プチプチ&もちもちしておいしい発芽玄米

 ここのところ、自宅では発芽玄米を炊いています。鎌倉駅の近くに発芽玄米のおにぎりを売っている店があって、それがとても美味しく、うちでもやってみようと思いまして。一緒に仕事をしている編集者が、「けっこう簡単ですよ」とやり方を教えてくれました。

 まずは軽く洗った玄米をボウルでたっぷりの水に浸し、蓋をして12時間ほど放置します。すると玄米が芽を出してくるそう(冬は倍の24時間かかります)。そこでいったん水を切り、今度はきちんと水の量を測って、さらに6〜8時間それに浸けます。

 私はカップ1の玄米に対して水もカップ1。最後に料理酒を半カップ弱ぐらい加えております。合計して20時間ぐらい経ったら炊くだけ。やってみると、拍子抜けするぐらい手間がかかりませんでした。

 発芽玄米、プチプチ&もちもちしておいしい。もちろん栄養価が高いことも魅力ですが、何より味わいが好きなんです。ぱらっと塩を振ればおかずがいらないかも、というぐらいお米の味がするというか。

 私は母と二人暮らしですが、一度にたいてい3合は炊いてしまいます。発芽玄米はそのまま数日間、炊飯器で保温していても、たっぷり水を吸っているせいで乾きにくいのが便利です。

 朝昼兼用の第一食はしっかり食べるようにしています。忙しさによりますが、おみをつけもできる限り作ります。

 昆布とかつお節で出汁をとる場合は多めにとって保存します。もったいないので、二番出汁もとって煮物に活用。もちろん、時間がなかったり面倒くさかったりする時はパックの和風出汁を使います。具は1〜2種類。午前中からにぎやかなおみをつけは苦手です。お豆腐とネギが理想。季節によってはワカメとか、でしょうか。

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