インタビュー
2017年10月6日

「誰だって変われるということを伝えたい」。モデルの宮河マヤさん(後編)【筋トレ女子 #3】 (2/2)

「私は、そういう否定的な意見を覆したくて。私が変われたように、誰だって変われるから。人種関係ないからって。それに、『私だって、いくら努力してもブラジル人のようなお尻にはなれない』って言ってしまったらそれで話は終わりじゃないですか。そういう、変われないと思っている人も変われるんだよって知ってほしい。だから、今NSCA(NSCA認定パーソナルトレーナー)の資格にチャレンジしたいって思ってるんです。私も、今のパーソナルトレーナーからは本当に多くのことを学びましたしね」

年齢を重ねることが「怖くない、本当に楽しみ!」

 「努力すれば変われることを知ってほしい」と、宮河さんは熱のこもった口調で語る。

「昔は24、25歳で止まってほしいと思っていました。20代って女性がいろいろ悩み始める年齢でもあると思うんですけど、思っていたより過ぎるのが早くて、うわ〜って(笑)。でも今は、トレーニングを重ねればキレイな体になれることを知ったので、年をとるのが怖くなくなりました。自分の5年後、10年後が本当に楽しみなんです」

 もうここまで聞けば、いかに宮河さんがトレーニングを愛しているかがわかるだろう。だが改めて、トレーニングの楽しさを尋ねてみた。

「まず、ストレス発散にとってもなります。最後の追い込みはキツくてイライラすることもありますけど、終えた瞬間は人生のストレスがフワーってなくなる感じ。トレーニングでしか味わえない感覚です。それは、いちばんの楽しみのひとつですね。あとはやっぱり、自分に自信がつきます。自信がついたら人生が楽しくなって、心に余裕ができる。いいことにしか繋がらないと思っています。今日、電車に乗っていたら、50代くらいの女性でめっちゃお尻がきれいな人がいたんです。体を動かしてないとなれない体でした。もう、思わずガン見しちゃった! 姿勢もきれいで、この人みたいになりたいなって思いました。そう、だから私はトレーニングが好きなんです。ちゃんとやれば、ちゃんと答えてくれる、効果を出してくれるから」

 と、にっこり微笑む宮河さん。振り返ればひとりの男性のフェティシズムが、ここまで彼女を変えたのだった。

「女性って、見返したいとか、嫉妬とか、そういう気持ちから始まることもありますよね。負の感情ではあるけどそこから得るものも多いから、良い方に持っていけばいいと思います。当時好きだった人に今会ったら? もうプイって感じ(笑)。“Bye bye you got choose me!”ですね!」

[プロフィール]
宮河マヤ(みやがわ・まや)
1990年9月1日生まれ。オランダ・アムステルダム出身。ファッションモデル、タレント。趣味はお尻プリプリトレーニング・犬と一緒にランニング。特技はスクワット、腹筋、水泳、ランニング、ルー大柴さんのように英語と日本語をMIX しながら話すこと
【公式Twitter】https://twitter.com/maya_m0901
【公式Instagram】https://www.instagram.com/maya_m0901/
【公式ブログ】https://ameblo.jp/maya-miyagawa

<Text:服部桃子(アート・サプライ)/Photo:有坂政晴(STUH)>

1 2