インタビュー
2017年11月13日

「私、マラソンの大会後はしばらく無敵モードになります(笑)」。モデル三原勇希(後編)┃ガチでマラソンに挑む女性たち #3 (1/3)

 マラソンブームの中で、女性ランナーの姿を以前よりも見かけるようになりました。それはアイドルや女性タレントといえども例外ではありません。中には、フルマラソンに参加するなど、本気でマラソンに取り組む人もいるようです。

 彼女たちはいったいなぜ走るのでしょうか? 本連載ではガチでマラソンに取り組む、アイドルや女性タレントの素顔に迫ります。連載の第3回に登場するのは、モデル・タレントの三原勇希さん。

 ティーン向けファッション誌のモデルとしてキャリアをスタートさせた彼女は、これまでに参加したすべてのフルマラソンで3時間台のタイムを記録した実力派ランナーでもあり、各地の音楽フェスやライブに頻繁に足を運ぶモデル界随一の音楽好きとしても知られています。

 前編では走りはじめたきっかけや魅力を語っていただきましたが、後編では三原さんが参加した海外のマラソン大会のエピソード、マラソンと出会いどのような学びや成長があったのかを伺いました!

▼前編はこちら

「フルマラソンは自分が主役の1本のドラマのようなもの」。モデル三原勇希(前編)┃ガチでマラソンに挑む女性たち #3 | ビューティ×スポーツ『MELOS』

海外の大会は、エンタメ要素も盛りだくさん

―国内外を問わず、いろいろなマラソン大会に参加されていますが、中でも印象的なエピソードを教えてください。

海外のマラソンの大会は本当に楽しいですね。参加者みんながイベントを楽しみ、現地を観光しながら走れるようになっています。2017年の5月にはニューヨークで開催されたブルックリンのハーフマラソンに参加してきました。

日本のマラソンって部活のような雰囲気だけど、ブルックリンではマラソン大会といっても、クラブみたいに夜までパーティが開かれているんです。ゴール地点には完走した人だけのフリーのケータリングがあって、お酒を飲んで盛り上がったり、仮装した人もたくさんいるし、沿道の応援ボードも日本では考えられないサイズのものがありました(笑)。マラソンに対する考え方が日本とはまったく違っていて、面白いなと。もちろん、日本のマラソンも好きです。

終わった後に美味しいご飯が食べられて、観光地としても見るところがたくさんあって、マラソンのコースも楽しい。そんな大会があればどんどん参加したいです。

▲ブルックリンで開催されたハーフマラソン大会

―スポーツと観光を組み合わせたスポーツツーリズムが、海外では盛んな印象があります。

ニューヨークには1週間滞在して、ブルックリンからマンハッタンへの橋を越えて、街中を走り回りました。大きなレコードショップやフリーのライブ、レストランや美術館に足を運んで楽しみましたね。特に面白かったのは、廃墟のホテルを舞台にした演劇です。5階建てのホテルをまるまる舞台にして、いろんなところで劇が演じられているんです。

あとは日本の「フジロックフェスティバル」でも去年から「フジロックラン」という朝ランをやっているんです。道はけっこうぬかるんで大変ですが(笑)。

▲富士ロックランの様子

女子だけのマラソンチームを結成して、楽しくランニング

―最近の練習状況を教えてください。

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