インタビュー
2017年11月28日

筋トレをはじめてからライブ後に弱音を吐かなくなりました。総合格闘技に挑戦するアイドルの胸中|仮面女子・川村虹花(後編) (1/3)

 前編では、総合格闘技との出会いや2017年12月3日のデビュー戦「DEEP JEWELS 18」にかける思いを話してくれた川村さん。後編では、体を動かすことが大好きだった子ども時代の話や、筋肉美を追求する“筋トレ女子”の利点、将来の夢などを伺いました。

▼前編はこちら

顔を殴られてもいい。殴られたら殴り返す!総合格闘技に挑戦するアイドルの胸中|仮面女子・川村虹花(前編) | ビューティ×スポーツ『MELOS』

木に登り、塀の上を歩いた子ども時代

 川村さんに子ども時代の話を聞くと、開口一番「アウトドア派でした」とにっこり。

 川村さんは幼稚園生のころ、両親に「スポーツクラブに通いたい」と告げてからスポーツを始め、小学3年生から中学3年生の6年間は、バレーボールに打ち込みました。

「子どもの頃は、外で鬼ごっこをしたり、一輪車を乗り回したりしていました。木登りもしてましたね。と言うよりは、網とか壁とか、何にでも登っていました(笑)。塀の上も、公園のうんていの上も歩いていたくらいです」

 どこにでも登る少女だった川村さんは、2017年9月にデビューしたプロレスの試合でもトップロープに登り、豪快なダイビング・ボディアタックを披露。

「ダイビング・ボディアタックは何回も練習をしたのですが、コーチから、『プロレス・デビューの人は、トップロープの上に登ったり、立ったりすることはできない』と言われました。私は『とりあえずやってみて』と初めて言われたとき、トップロープの上に立ち、下に敷いたマットへ向かって飛んでいましたね」

 川村さんの抜群の運動神経は、外を飛び回っていた子ども時代に培われたようです。

筋トレが裏切ることはない、ケガをせずに健康な体を実現

 高校1年生のときに現在の事務所に所属してアイドルとしてのキャリアをスタートさせた川村さん。2017年4月から総合格闘家になるためのトレーニングを始めたことで、体に変化が起きたそうです。

「筋トレを毎日やっているのですが、体が強くなりました。基礎がちゃんとできて筋肉がついてきたので、いくら踊ってもどこも痛めなくなりました。トレーニングを始める前は、筋肉がなかったためか、ヘドバン(頭を激しく上下に振る動作。仮面女子がするお馴染みのパフォーマンス)で腰をやられていました。今はいくらヘドバンをしても体を壊さないんです。仮面女子のメンバーはケガをすることが多いので、『筋トレをしなよ!』と勧めています。ちゃんと筋トレをすればケガをしにくくなりますよ」

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