インタビュー
2018年4月13日

目指すはチアリーダーの最高峰NFL。ラストチャンスに懸ける35歳・本田景子さんの野望(前編) (1/3)

 キレのいいダンスパフォーマンスと美しいスマイルで、スポーツの試合を盛り上げるチアリーダー。今回はそんなチアリーディングに魅了され、この春、チアの最高峰である「NFLチアリーダー」のオーディションを受けるために、渡米を決めた本田景子さんにお話を伺いました。

 NFLチアリーダーとは、アメリカンフットボールの試合に華を添える「12番目の選手たち」と呼ばれ、10倍を超える競争率を勝ち抜いた人だけに与えられる、まさにチアの頂点のような称号。

 現在35歳、年齢的にラストチャンスとなる本田さんは、どのような経緯でアメリカ行きを決めたのでしょうか? 彼女が抱く大いなる野望に迫ります。

▼後編はこちら

バスケットボール日本代表のチアリーダー経験を持つ、本田景子さん(35歳)のビューティの秘訣(後編) | ビューティ×スポーツ『MELOS』

イントロドンで踊る? 華やかさの裏にある隠れた努力

——本田さんがチアリーダーの道を志したのは、ある大学の学園祭でチアのパフォーマンスに魅了されたからだったそうですね。

ちょうど大学受験のツラい時期に学園祭で踊るチアリーダーを見て、彼女たちのキラキラした姿に心から惹かれました。疲れていた心が元気になって、「私も彼女たちのように人に元気を与えられる存在になりたい」と思ったんです。

——では、チアを始めたのは大学からですか?

いえ、私が進学した大学ではサークルの人数が少なく華やかなイメージではなかったので、代わりにダンススクールに通って、ダンスのスキルを身につけました。チアを始めたのは、富士通のチアリーダー部「フロンティアレッツ」に加入した24歳のときからです。

そこでは、アメリカンフットボール、バスケットボール、サッカーの3つのスポーツチームを応援していました。

——念願のチアリーダーになれた喜びの一方で、苦労したこともありましたか?

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