インタビュー
2018年4月13日
目指すはチアリーダーの最高峰NFL。ラストチャンスに懸ける35歳・本田景子さんの野望(前編) (2/3)
最初は、ひたすら笑顔で踊り続けることがすごく大変でした。これまでのダンス経験では笑うことはあっても、笑顔を長時間キープする必要はなかったので。徹底して笑顔でいる訓練を積みました。
あとはスポーツのルールを覚えるのにも一苦労。とくにアメフトはルールを知らないと踊りに付いていけないんです。ファウルなどで審判の笛が鳴った瞬間に振り向いて踊らなければいけなかったり、曲がイントロドンだったり。
試合の展開によってかかる曲が変わるので、イントロを聞いて瞬時にどの曲かを判断して踊り出さなきゃいけなくて。最初の頃は、とにかくハードでしたね。
2万人の歓声に鳥肌……夢が現実になった瞬間
——チアリーダーのみなさんは基本的に会社員や学生など、本業を持ちながらチアの活動をしているのでしょうか?
チアは基本的にボランティアのような無報酬の活動になるので、会社員や学生の方がほとんどです。2017年に初めて「千葉ジェッツ」というバスケットボールチーム(Bリーグ)が、3名のチアリーダーと専属マネジメント契約を締結し、日本で初めてチアリーダーがプロとして雇用されました。
——2足のわらじですとスケジュール面でも体力面でもラクではないと思いますが、本田さんがチアリーダーをしていて「最高!」と感じるのはどんな瞬間ですか?