ヘルス&メンタル
2025年4月29日

今からやっとこ、五月病対策!五月病の原因から考える、連休明けの「仕事行きたくない」予防策 (2/3)

気候や気圧の変化も要因のひとつ

季節の変わり目は寒暖差や気候の変化が多く、自律神経の乱れを引き起こす要因となります。

自律神経が乱れると体の不定愁訴にもつながり、睡眠障害や疲労感なども引き起こすため、心身の回復を妨げます。

これらの要因が組み合わさることで、五月病の症状が発生する可能性が高まります。

自分でできる自律神経チェック!専門家監修

五月病の抜け出し方。連休前から心掛けておくことで予防にも

五月病対策としてもっとも有効な方法は、ストレスと疲れを蓄積させず、定期的に解消すること。そのための回復方法として、以下のものがあります。

睡眠を十分に取る

睡眠不足は心身のパフォーマンスを低下させます。一般的には成人で7時間前後の睡眠が必要とされていますが(※)、年齢や状態によって異なります。

スッキリ起きることができる自分に適切な睡眠時間を探り、それを確保しましょう。

(※)健康づくりのための睡眠ガイド 2023 - 厚生労働省

効率よく疲労回復できる眠り方「濃縮睡眠」とは。“理想の睡眠時間”に惑わされない!(前編)

栄養バランスのよい食生活を心掛ける

栄養バランスの良い食事は心身の健康に役立ちます。脳の機能に影響し、気分やストレスへの対処能力を向上させます。

また、血糖値の安定化によって気分の波を抑え、精神的な不調を軽減します。

適度な運動を取り入れる

適度な運動はストレス解消やリフレッシュに効果的です。体を動かすと交感神経が活発化し、β-エンドルフィンやドーパミン、セロトニンといったホルモン分泌が盛んになり、心にも良い影響を及ぼします。

運動をした疲れによってよく眠れますし、食欲の正常化にもつながります。

運動がもたらす4つの効果。なぜ「体を動かすと健康にいい」と言われるのか

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