フィットネス
2017年6月30日

ランニングが続かない…。ベテランランナーに聞いた、通勤ランを続けるコツ【通勤ランの始め方 Vol.4】 (2/2)

コーヘイさん:ランニングアプリでライバルと競ったり、自分が走っていることをブログやSNSで発信しています。それから、目標を決めています。たとえば、フルマラソン完走を目指すなら、先に大会にエントリーしてしまうなど。大会に向け目標タイムや月間距離を設定してフルマラソン完走を目指せば、通勤ラン継続のモチベーションにもなります。あとは頑張りすぎないことですかね。気持ちが乗らない、走る気分にならないというのは体が発する信号です。そのときは迷うことなく電車で帰るようにしています。

せごまるさん:継続のコツは、やはり大会にエントリーすることが一番だと思います。自分だけでなく、知人や友人と一緒に大会を目指すと、仲間意識やライバル意識が生まれ、日々の通勤ランのモチベーションも維持できて頑張れます。

ベテランランナー2人が語った通勤ランを楽しむコツと、モチベーション維持のコツを聞いていくと、なんと3つもの共通点もわかってきました。大事なことなので、もう一度まとめてみましょう。

【通勤ラン継続のコツ】
①大会にエントリーすること
②仲間と一緒に楽しむこと
③体や欲求に正直であること

 2人とも「大会へのエントリー」がモチベーション維持のコツといっています。やはり「目標タイムや月間距離を設定する」ことは継続する気持ちを上げてくれるようです。「そのうちに大会に出場してみよう」ではなく、「先にエントリーしてしまう」。追い込む反面、大会に出場する楽しみも増えるというわけですね。あとは、「頑張りすぎないこと」。たまには知らない道を走ってみたり、寄り道したりしてランを楽しむことも大切だということがわかりました。

 これまで4回にわたりご紹介した『通勤ランの始め方』。自分なりのルールと目標を決め、楽しみ方を見つければ、快適な通勤ランを続けられるはず。これから始めたい人、すでに走っている人も、ベテランランナーのお話を参考に通勤ランを楽しんでください。

《連載:通勤ランの始め方》
・[Vol.1]準備しておきたいこと
・[Vol.2]出勤ラン後の身だしなみは徹底して整えたい
・[Vol.3]マラソンの専門家が教える快適に走るためのポイント

【取材協力】
●コーヘイさん https://its-there.com
●せごまるさん http://segorun.com/

<Text:丸山美紀(アート・サプライ)/Photo:Getty Images>

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