インタビュー
2017年11月16日

かけっこが速くなる爆売れシューズ「瞬足」。ロングセラーの秘訣と新たに仕掛ける商品とは (3/3)

 男子用は、ゴールドやシルバー、レッドなどもいち早く取り入れ、カラーリングのバリエーションを付けたそうです。大人用シューズにニット素材が登場すると、すぐに採用。女子用にはラメや黒など大人っぽいデザインも充実させています。今年新発売の『瞬足レモンパイ シンデレラフィット』はDサイズで、足幅の細い子にもジャストフィット感を味わわせてくれる商品です。

▲最新モデルのシンデレラフィット(左)、STORM MAX(中)、S-WIDE(右)

 また、従来の『瞬足』は24.5㎝まででしたが、足の大きな高学年向けに『部活応援宣言』と題して、アスリート予備軍に向けた28㎝までの、ひもで結ぶタイプのシューズも開発しています。

 さらに、2018年2月に発売される新製品があります。『瞬足@スクール』と名付けられた上履きです。これまでの学校の上履きは、柔らかくて履きやすくはあってもフィット感はなく、特に最近の子どもたちの細い足には合わず、“浮き指”の原因のひとつとも言われています。

 「ある親御さんから、外履きの『瞬足』はいろいろあるのに、どうして上履きは変わらないのですか?と言われたのがきっかけ」と語る津端さんが見せてくれた上履きは、実際に手に取ってみると、これまでの上履きのイメージを覆してくれる、踵のホールド性も高く、衝撃吸収機能も搭載した、いかにも履きやすそうな形です。

 この上履きは、「子どもたちが人生で一番成長する時間を、一緒に過ごす靴」というコンセプトで、足の自然な動きに合わせ、快適さや動きやすさを追求しています。足幅も現代の子どもの足に合わせて、1.5E。サイズは、14.0から26.0㎝まで。ハーフサイズもあります。タイプは2種類、価格は2300円(税別)と2500円(税別)です。

▲『瞬足@スクール』と名付けられた上履き

 こうして見てくると、子どものシューズは、足の成長にとても大切なものだということがよくわかります。しっかりと子どもの足に合ったシューズを選ぶことが、親の責任でもあると言えそうですね。

 これまで『瞬足』が、子どもたちに愛されてきたのは、「走りやすいから」「デザインが良いから」といった理由があるのはもちろんですが、何よりも「履きやすいから」だということもよくわかりました。15年間、進化を続けてきた『瞬足』。20周年に向けてのさらなる飛躍が期待できそうです。

<参考サイト>
・瞬足公式サイト
http://www.syunsoku.jp/
・アキレス株式会社公式サイト

https://www.achilles.jp/

<Text:斉藤裕子(H14)/Photo:辰根東醐>

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