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FCバルセロナのメソッドから学ぶ、子どもの考える力を養う方法。浜田満インタビュー(後編) (1/2)

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 後編では、「FCバルセロナキャンプ」を日本に持ち込んだ浜田満さんから、FCバルセロナ(以下、バルサ)のメソッドから学べる人間として成長できる部分や、日本人にバルサメソッドが合う理由について詳しく伺います。

▼前編はこちら

「FCバルセロナキャンプ」で子どもたちに得てほしいプライスレスな気づき。浜田満インタビュー(前編) | 子育て×スポーツ『MELOS』

カタルーニャ人の民族性が如実に反映されている

▲FCバルセロナのホームスタジアムであるカンプ・ノウ (C)Getty Images

—前回の最後にありました、子どもたちの自主性や人間性の部分を養っていくバルサの方法というのはどんなものなのでしょうか?

実はバルサというクラブは、最初は選手に自由にやらせないんですね。まず型を作るんです。例えばまずキーパーがボールを持ったら、サイドバックが開く。そのサイドバックにボールが渡ったら、近くにいる中盤の選手が離れて、遠くの中盤の選手が降りてきて受けるという動き方があるのですが、それがバルサの公式なんです。

そういう公式をまず最初にみっちり教えて、チームとしての型を作っていくんです。ただ実際の試合でそのとおりのシチュエーションというのはなかなか起こらない。そのときにどうやって考えて動くのかが大事なんです。なぜその動きをしたのかはコーチが確認しますが、コーチと選手に共通してあるのはまずベースとなる型。その共通認識があるから、選手も判断できるし、コーチもその判断に対してアドバイスができるんですよ。

—物事を考えるためには、まず判断のベースとなる価値基準が必要なんですね。

日本だとそこが両極端で、完全に自由か、完全に決め事を作ってしまうかになってしまう。バルサのやり方は10のうち、3は型にはめるんですよ。それをベース、判断基準にして残りの7の部分を考えるというものなんですが、日本人はそこの型の作り方がうまくないというか、どこまで教えて、どこまで自由にさせていいか、指導者がよくわかってないんですね。

だから、子どもは考えろと言われても、完全に自由だと判断するための基準がないからどうしていいかわからないし、そこで間違った判断だと指導されても、正解がわかってないからそこから学びようがないんです。日本の場合だと決めごとをつくると9割ぐらいがんじがらめをしてしまうので、自分で考え、判断する余地が残されていない。だから、考える力が育たないんだと思います。

—そのあたりは日本人とスペイン人のメンタリティの違いというのも関係してくるのでしょうか?

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