インタビュー
2019年5月8日

足が遅くても体が小さくても、自分の可能性にふたをしないでここまで来ました。川崎フロンターレ・中村憲剛(後編)│子どもの頃こんな習い事してました #22 (2/4)

サッカーが息子との共通言語になっています

――お子さんにも「勉強しなさい」と言うほうですか。

小学5年生、3年生、3歳と、まだ小さいのでそこまで「勉強、勉強」とは言っていませんが、5年生、3年生には「宿題はちゃんとしなさい」ということは言っています。

――5年生の息子さん、3年生の娘さんがサッカーを習っているそうですが、それに対して口を出すことはありますか。

あります。娘は始めたばかりなのでそこまで言いませんが、息子には家でふたりのときに話をします。息子はそれこそ生まれたときから観戦していて、見る目はあるんです。小さいころから90分ちゃんと観戦していましたから。今も試合を見ながら息子の意見を聞くのがおもしろい。サッカーが共通の言語のようになっています。

――子ども扱いではなく、台頭に意見を交わしているように見受けられます。

彼らの人生は始まっていますから。上から「こうしろ、ああしろ」と言うのではなく、「こうするといいんじゃないか」「こっちはどうだろう」と選択肢を与えて本人に考えさせるような言い方をするようにしています。

習い事は、息子はサッカーだけ。勧めたのではなく自分で選んで始めました。練習、試合もできるだけ見に行っています。娘はサッカーのほかに、ダンス、ミュージカル、バレエ、フラダンス。表現することが好きなようで、性格も兄妹で全然違う。接し方も個性に合わせて変えています。

ただ、嫁さんと意見が食い違わないように、子どもたちが寝た後などに意見を一致させるように心がけています。夫婦で考えのズレがあると子どもたちが困ってしまうので。俺の両親も父が怒り、母はやさしいという違いはあったけれど、根本的な考えはふたりの間で共有されてたと思う。

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