子育てで忙しい、時間がない人に。育児中の運動不足を解消する自宅筋トレ6選 (2/2)

4）背中に乗せてプッシュアップ

　子どもを背中に馬乗りにさせ、そのままプッシュアップ（＝腕立て伏せ）してみましょう。腰が落ちたり、曲がったりしないように注意してください。また、身体がまっすぐな状態で行わないと、揺れてお子さんが滑り落ちてしまいます。

5）腕にぶら下がらせて子どもカール

　差し出した腕に子どもを掴まらせ、そのまま肘を曲げて持ち上げましょう。ダンベルカールに似たトレーニングが行えます。なお、肘を曲げず腕全体で持ち上げると、腕だけでなく肩にも負荷が掛かります。

6）脇の下を持って左右に子どもスイング

　目の前に立った子どもの脇の下を持ち、そのまま持ち上げます。ゆっくり地面に戻したら、再び持ち上げる……の繰り返し。左右の足でしっかりバランスを保ちましょう。子どもの身体がスイングとともに動くため、まるでケトルベルを持っているかのような感覚でトレーニングできます。

　どれも道具は不要。子どもと一緒に、遊ぶような感覚で取り組める筋トレです。きっと、親子間のコミュニケーションになるでしょう。鍛えたい部位に合わせ、ぜひ参考にしてみてください。

［筆者プロフィール］
三河賢文（みかわ・まさふみ）
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。また、ランニングクラブ＆レッスンサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室やランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。4児の子持ち。ナレッジ・リンクス（株）代表
【HP】https://www.run-writer.com

＜Text & Photo：三河賢文＞