インタビュー
2018年1月29日

良いと思うものは吸収して自分の一部分に。京都ハンナリーズ岡田優介『SLAM DUNK』【私のバイブル #3(後編)】 (2/3)

ぼくはある意味、ほとんどのキャラクターに影響を受けていると思っていて。良いところ取りっていうか。三井と流川の話もそうなんですけど、ぼくは三井みたいに不良じゃなかったです(笑)。

でもシュートとか諦めない気持ちとか、そういう影響はある。別にぼくは流川みたいに赤点で勉強合宿させられるほど成績は悪くなかったですけど(笑)、負けず嫌いなところとか、やられたら絶対やり返すみたいなところは、すごく影響を受けている。前編の神の話もそうなんですけど、500本シューティングしたとか、そういうのも全部影響を受けていると思っています。

ぼくの生き方としては、良いと思ったことをどんどん取り入れるスタンスなので、だれか1人には囚われない。『この人を目指したい』だと、その人以上にはなれないと思っているので、あくまでそれは吸収して自分の一部分にするっていう考え方ですよね。

『SLAM DUNK』には、すごく良いものを持った選手がたくさん出てくるので、吸収することがたくさんあるんです。だからさっきの藤真もそうですよね。『SLAM DUNK』全選手の得意を吸収してきているような気がします。

― そのバランス感覚が、岡田選手の特長なのかもしれませんね。

タレント+組織力があるチームは強い

― 朝日新聞の「B.LEAGUE主役に迫る」という企画で、井上雄彦先生と対談されましたね。

光栄ですよね。子どもの頃から読んでいたマンガの作者の方に会えるなんて、当時は思っていなかったですし。自分の似顔絵を描いてもらって、感激です。

― 対談の中で全国大会の優勝校はどこか、というお話がありました。

聞きました、ぼく(笑)。

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