インタビュー
2024年8月19日

ボディコンテスト大会のナゾ。なぜ選手の肌は黒いしテカテカなの?歯はホワイトニング?おもしろい掛け声は? (2/3)

竹下さんが出場した大会でも、上位入賞した白い肌の選手はいた?

竹下さん:僕が出たコンテストでは見たことないですね。でも、5年くらい前、コンテストで上位入賞されている方は見たことあります。

かなり鍛えられていて、ライトで白飛びしないよう筋肉の溝を相当深くしていて、すごかったですね。体脂肪もほとんどない、皮1枚みたいな状態でした。

Q2.歯もめちゃくちゃ白い気がします。ホワイトニング必須でしょうか。

竹下さん:これも団体によって異なりますね。共通して言えることは、やはりトータルで見られるということ。体の均整が取れていてバランスがいい。腕や胸だけではなく、頭からつま先まで、トータルパッケージのよさが見られます。ということは、歯も白いほうがいいということで、意識している人も多いです。

でもホワイトニングまではやってる方の方が少ないんじゃないかという印象です。白く見えるのはステージのライティングが影響しているかもしれませんね。

Q3.ポーズの練習はどう行っているのでしょうか。ポージングコーチがいるのでしょうか?

竹下さん:僕の練習方法は、スマホを2台使います。自分の出たコンテストや、いろいろな選手が出ている過去のコンテストを見ながら、動きを確認しています。

実際の大会だとジャッジはステージの斜め下にいるので、斜め下にスマホを置いて、その近くにはさらにもう1台スマホを置いて、今まで出たコンテストの動画を再生しながら同じように動いてポージングを確認する。

ジャッジによって見る時間がすごく変わるんですよ。フロントポーズを取ったとき1分くらい見るジャッジもいれば、長時間じっと見るジャッジもいます。それを耐える練習もしなくてはいけない。体や軸がぶれないよう、ずっと耐えるという練習も含まれています。

だからポージングだけでなく、そういう“耐える”練習も必要です。

大会初参加の人は、どんな練習方法がオススメ?

竹下さん:自分で動画を撮って、軸がぶれていないか、力を入れなくちゃいけないところにきちんと入っているかチェックするのがいいと思います。

たとえばフィジークやボディビルだと、大胸筋から腹筋にかけて重視されるので、お腹に力を入れ続けるっていう練習をやるといいですね。

あとは、たとえばサイドレイズ。ダンベルを横に持ち上げて、耐える。プルプルしてきますよね。この練習から始めていいんじゃないかって思います。この練習が終わってからポージングに切り替えると、耐えられるようになってきます。

Q4.ボディコンテストといえば「掛け声」ですが、今までで一番印象に残った掛け声があれば教えてください。

竹下さん:掛け声は、コロナ禍で一旦なくなっちゃったものの、最近ちょっと復活してきましたね。僕が大会に出始めた頃は、本当にすごい盛り上がっていました。

そのときに一回言われたのが「背中が冷蔵庫!」。なんじゃそりゃって笑っちゃいました。なにそれ? みたいな(笑)

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