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楽しく汗をかいて、気軽に社会貢献! スポーツとゴミ拾いを融合させた「スポGOMI」が10年続いてきた理由とは (1/3)

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 ゴミ拾いにルールを定め、大人も子どもも楽しめる競技として各地で開催されている「スポGOMI」。チームを組んで参加して、60分の制限時間内にどれだけのゴミを拾えるかを競うスポーツであり、楽しむと同時に気軽に社会貢献ができるメリットがあります。

 2008年の誕生から10年。参加者はのべ75000人、集まったゴミは65トンにのぼります。2016年には海外にも進出し、その活動領域は今やワールドワイドに。発案者である一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブの馬見塚健一さんに、「スポGOMI」誕生の経緯からこれまでの実績、今後の展開について伺いました。

スポGOMIの原型は、ランニングついでにはじめたゴミ拾い

――以前は広告代理店に勤務していた馬見塚さんがスポGOMIを思いついた経緯を教えてください。

新卒で熊本の広告代理店に入社して7年ほど勤務しました。そこから転職をして、30歳で独立したのを機に東京に出てきたんです。会社員時代は数千万円の広告予算を任せられて仕事をしていましたけれど、「果たして自分はその額に見合うだけの仕事ができているのか?」という疑問が常にありました。独立後もその思いは抜けずに、東京の人の多さや仕事のスピードになじめない自分がいまして、「自分とゆっくり向き合う時間を作る必要があるな」と思ったんです。

▲一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ馬見塚健一代表理事

――「自分の時間」では具体的にどんなことをしたんですか?

早起きして、当時住んでいた横浜みなとみらい21(通称みなとみらい)近辺を散歩したり、ランニングしたり。早朝のみなとみらいと、通勤ラッシュ時のみなとみらいってぜんぜん空気が違うんですね。当時はみなとみらいが開発されていた時代で、どんどん新しいビルが建てられていたので、つい3ヶ月前まで陽が当たっていた場所がいつの間にか日陰になっていたり。そんな中で、道端に落ちているゴミの量に気がついたんです。

そこでまず、ランニングがてら身体の動きを意識してゴミ拾いすることを習慣にしました。慣れてきたらスピードを落とさないように拾ってみようとか、次は大腿筋(だいたいきん)を意識して拾ってみようとか、テーマを設けることでゴミ拾いが楽しくなったんです。それが2007年のことですね。

――スポGOMIの原型は、馬見塚さんの個人的なゴミ拾いにあったんですね。

続けていくと、それまで汚いと思っていただけのゴミがターゲットに見えてくるようになったんです。そこから、本格的に「既存のゴミ拾いを変えられないか?」と思ってルール作りをはじめました。

当時は環境サークルの学生と付き合いがあったので、武蔵野大学を中心に環境学部の学生に集まってもらったんです。そこでスポGOMIの構想を話して興味がある学生を集めて、一緒にルールを作るようになりました。

次ページ:重いゴミを拾えない子どもでも高齢者でも勝てる。それがスポGOMIのルール

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