インタビュー
2018年5月16日

東京女子流・新井ひとみ「新体操をやったことで柔軟性が身についた」(前編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#11 (2/2)

じつは緊張しい。新体操の大会で失敗も

——教室での出来事で思い出に残っていることはありますか?

年に1回発表会があって、そこに向けて一人ひとり演技を作っていくんですね。ロシア人の先生が振り付けをしてくれるんですけれど、「ありがとうございました」と「さようなら」をロシア語で挨拶していたのを覚えています。

——その言葉、今も覚えてますか?

「スパシーバ」と「ダスヴィダーニャ」です。以前、『関ジャニの仕分け∞』(テレビ朝日系)に出演させていただいたとき、ロシア人の方がいたので「スパシーバ」って言ったら通じたのでうれしくなりました。

——SKE48の須田亜香里さんたちと、リンボーダンスで対決したときですね。

『関ジャニの仕分け』に出演できる機会をいただけたので、全力で頑張りました! 正直なところ股関節が壊れるんじゃないかと思うほどの痛みと戦いながらの練習でしたが、本番では練習のとき以上にいい結果を残すことができたので、出演できてよかったと思っています。このテレビを見て女子流のライブに来てくださる方や、今でも「リンボーのテレビ見たよ」って方がいるのでとても嬉しいです!

——外部の大会に出場したことはありますか?

小学校5年生のときに一度だけ。東京女子流での活動が本格化してきて、そろそろやめなきゃいけないってときだったんですけれど、先生から「こういう大会があるんだけど」って話をいただいて出場することにしたんです。でも、大会直前にあった運動会で、リレーを走ってるときに前の人が転んだのに巻き込まれて怪我をしちゃって。

——それで出場できなくなってしまったんですか?

いえ、バンドエイドを貼って出ました(笑)。

——ストイックですね(笑)。ちなみに大会の成績はどうでしたか?

具体的には覚えてないんですけど、あんまり良い成績じゃなかったと思います。緊張したことが影響して演技と音楽がどんどんズレてしまって。最後はアドリブで乗り切りました。先生とかは笑ってたんですけれど、私は練習通りにできなかったのが悔しかったですね。

——天真爛漫なキャラクターなので、緊張しないタイプかと思っていました。

実はそんなことなくて。今でもライブ前とかはすごく緊張しちゃうんです。今年で女子流に入って8年目なので、「もう慣れたでしょ?」って言われるんですけどね。ライブ前にメンバー同士で背中を叩いて気合いを入れるんですけど、私はそっと抱きしめてもらってます(笑)。

後編:東京女子流・新井ひとみ「新体操を習っていた頃の感覚で、今もダンスを練習している」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#11

[プロフィール]
新井ひとみ(あらい・ひとみ)/東京女子流
1998年4月10日生まれ、宮城県出身。2010年にガールズ・ダンス&ボーカルグループ東京女子流のメンバーとしてメジャーデビュー。2012年には武道館で単独ライブを開催し、女性グループとして当時最年少記録を樹立。今年もすでにペルーや香港でライブを行っており、積極的に海外に発信している。特技は新体操とそろばん(珠算能力検定準2級)。猫と散歩をする写真がインスタグラムで話題になり、フォロワーが急増した。
【新井ひとみTwitterアカウント】https://twitter.com/Hitomi_TGSJP
【新井ひとみInstagramアカウント】https://www.instagram.com/hitomi_tokyogirlsstyle/

<Text:森祐介/Edit:村上広大/Photo:今井裕治>

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