インタビュー
2018年6月6日

私立恵比寿中学・中山莉子「バトンもモダンバレエもアイドルも、パフォーマンスで大切なことは同じ」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#12 (2/3)

好きで続けてきたことがアイドル活動に活かせる幸せ

——その後、私立恵比寿中学に加入しましたが、アイドルの活動にバトンやモダンバレエの経験が活きていると感じることはありますか? たとえば、ダンスの振りを覚えるのが早いとか。

それで言うと、私は昔から振りを覚えるのが苦手で。何回もやらないとダメなタイプみたいです。エビ中に一緒に入った(小林)歌穂ちゃんは、すごく覚えるのが早いんですけど。

——パフォーマンス面ではどうですか?

バトンもモダンバレエも、演技だけでなく、顔の表情もすごく意識しないといけないんですね。これはアイドルのパフォーマンスでも大切なことだと思うのですが、それが自然にできるようになったのは良かったかなって思います。あとはステージでアクロバットを披露することがあるんですけれど、そうやって自分が好きで続けてきたことが特技になって、エビ中に入ってからも活かせるのはうれしいですね。

——『ペコペコリーヌ』という楽曲では、バトンを投げたり、ヒジで回したりしてますよね。

「私立恵比寿中学 東西大学芸会2014『エビ中のおもちゃビッグガレージ』」というイベントで初めて披露したんですけど、けっこう高さがあるステージだったので、ミスして落としたら誰かに当たっちゃうかもってビクビクで。投げたバトンを無事にキャッチできたときはホッとしました。

——本番に強いタイプなんですかね?

うーん……どうでしょう。でも、ライブ前に緊張したことはないので本番に強いかもしれません。どちらかと言うと「早く出たい!」って気持ちが強いんです。

——それは昔からですか?

お母さんに聞いたのは、「自分で本番に強い」って言ってたみたいです(笑)。練習のときにできなかった技を本番で成功させるってこともあったりして。

——それはかなり本番に強いですね。

でも成功したことに動揺して、その後にミスするっていう場面がありました(笑)。

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