インタビュー
2018年7月5日

おかずクラブ・ゆいPが大学で出会ったラクロスは、「友情」が育まれるスポーツだった(後編) (2/2)

――出会いがめちゃくちゃありそう! そういえば、某ビジネス誌が就活に有利な部活にいろいろな部活を抑えてラクロス部がランクインしてた、とラクロス経験者のカメラマンから聞いたのですが。

カメラマン:たまたまその記事見つけたんですよね。ラクロスは大会などを学生が運営するから、主体性がある人って見てもらえるみたいで。

それ、別の人からも言われたんですよ! 確かに委員会の役員になると外部と打ち合わせが多くて、運営もやらなくちゃいけないですからね。そうそう、ラクロス部は学生主体ということもあるのか、私は良く上下関係で揉めました。

――具体的にどんなことで揉めますか?

先輩に気が利かないってしょっちゅう怒られたんですよ。今では全部笑い話で、「あの時、私あんなこと言われた~」って茶化せるほどには仲良いですけど、学生時代は本当シビアでしたね~。

うれしい時も悔しい時も友だちと共有した

――ラクロスをやっていて一番うれしかったことって何ですか?

友だちとずっと練習していたフォーメーションがあって、それが試合でうまくキマって点を取った時は本当にうれしかったなぁ。歓声もすごいし、全員が褒めてくれたんですよ。

――じゃあ、逆に悔しかったことはありますか?

さっき名前が出た親友のさくらと4年生の時、些細なことで7ヶ月間、一言も口利かなくなっちゃったことがあるんですよ。点が取れると、みんなでクロス(※1)ぶつけ合って讃えるんですけど、それすらもしない。あとで泣きながら電話で謝って、ようやく関係が回復したんですけど、あの仲が悪かった期間は本当にもったいないな、って今でも後悔しています。

※1ラケットのこと

――お話を聞いていると、練習というよりも人間関係の思い出がいっぱい詰まっている印象です。

もうね、いっぱいあります! 合宿のこととか、帰りに食べたご飯が美味しかったとか、他の大学の噂話とか、人数集めの新歓がしんどかったとか、ラクロス部の思い出話しはずっとできます!

――ラクロスの経験がお笑いに活きていることってありますか?

えーー、なんだろう。あ、遅刻かなぁ。ラクロスやっていた時は遅刻すると、一人で広大なグラウンド整備をしなくちゃいけなくってそれが本っ当に大変で。しかも絶対にほかの部員は手伝っちゃいけないから、先輩が遅刻してきた時、そばでずっと見てなくちゃいけないんですよ。だから、絶対に遅刻しない……って心に決めてから仕事で遅刻はしないですね。

――ラクロス部の裏話を聞いてたら、見に行ってみたくなりました。

強いのは日本女子体育大学とか、東京女子体育大学。人数が多いし、強いですねー。男子だったら早慶戦(早稲田大学と慶応大学の試合)が盛り上がりますよ。ラクロスって生で見た方がおもしろいので、絶対に見に行ってほしいですね!

[プロフィール]
おかずクラブ ゆいP
1986年生まれ、兵庫県出身。東京NSC15期生として、相方のオカリナさんとおかずクラブを結成。2018年でコンビ結成9年目。数多くのバラエティに出演し、女芸人として注目を集める。桜美林大学ラクロス部でアタックとして4年間活躍していた。
【公式Twitter】https://twitter.com/yuip_okazu111

<Text:高橋優璃(H14)/Photo:金田裕平>

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