インタビュー
2018年8月1日
学校では味わえない感情を教えてくれた新体操。SILENT SIRENゆかるんがナビゲートする新体操の世界(後編) (1/2)
ガチで新体操に没頭していた、ガールズバンド「SILENT SIREN」(サイレントサイレン/愛称:サイサイ)のゆかるんこと黒坂優香子さん。前編では新体操の魅力を語っていただきましたが、後編ではゆかるんさんのパーソナルな部分について触れていきます。
はじめたきっかけや、経験者だからこそ語れる新体操をやっている10代へのアドバイスなど、9年間本気で新体操に向き合ってきたゆかるんさんだからこその視点で語ってもらいました。
ただただ踊るのが楽しいだけ。順位なんて関係ない!
――小学校1年生~中学校3年生の9年間新体操をしていたということですが、なぜ新体操の道へ進まれたんですか?
もともと、母と新体操見学をしたところからのスタートでした。最初は一般コースでしたが、2年生からは選手クラスでの練習をはじめました。週3回の新体操と並行してバレエも習っていましたが、新体操が一番好きでした。
――どこに魅力を感じたんでしょうか?
前編でもお話しした通り、努力すればできる演技が増えていくのが喜びなんです。昨日できなかった演技が今日できるようになることが本当に楽しくって! 自分の体で表現することが楽しい! 踊るの大好き!ってどんどんのめり込んでいったんです。
――そして上を目指していったんですね。
実ははじめた当初、順位を気にして練習をしていなかったんです。
――あれ?
新体操が大好きでとにかく一生懸命練習していたら、小学校6年生のときに県大会2位になっちゃったんです。2位という順位は自分でも驚きました(笑)。県大会の上位3名は国体の強化選手に選ばれるので、夏合宿にも行きましたね。メダルを取ったり、強化選手に選ばれてから徐々に順位を気にするようになったくらいなんです。
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