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2019年NHK大河ドラマ『いだてん』は、“嘘みたいな本当のエピソードが重なり合う”日本オリンピック史[ほぼ全文レポ] (1/5)

 東京オリンピック・パラリンピックまで、残り600日を切りました。新春からは、いよいよNHKの大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』が始まります。脚本を手がけた宮藤官九郎さんが「“東京”と“オリンピック”を見せる大河ドラマになる」と紹介する、異色の大河ドラマです。

 一体、どんな内容なのでしょうか? 期待が高まるなか、都内では12月14日に第1話の完成試写会が開催されました。本稿では上映後に行われた、主演の中村勘九郎さん、阿部サダヲさんによる記者会見の模様をほぼノーカットでお届けします。

1回はどんな内容? 放送は1620時から

 まずは、第1話「夜明け前」(2019年1月6日(日)20時放送予定。60分)の内容を、ネタバレにならない程度に簡単に紹介していきましょう。物語の舞台は1959年、五輪招致前の東京。日本橋の真上を、今まさに首都高が覆い被さろうとしています。

 この時代、「オリンピックに間に合わせよう」と、首都圏の各地で急ピッチな開発が進められていたんですね。どこか、現在の東京に通じる機運も感じます。さて、あちこちで道路工事を行っているため、渋滞が慢性化している様子。進まぬタクシーの後部座席にいたのは、物語の語り部を務める、落語家の古今亭志ん生(ビートたけし)と志ん生の長女・美津子(小泉今日子)でした(ちなみにタクシー運転手は角田晃広/東京03)。その横を、足袋を履いたランナーが軽やかに駆け抜けます。

▲2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」

 その日の高座に上った志ん生は、マクラで昔話を始めます。それは遡ること50年前、日本ではまだ「スポーツ」という言葉すら知られていなかった、そんな時代のこと。ストックホルム(スウェーデン)で開催される、第5回オリンピック(1912年開催)に初の日本人選手を派遣させようと、柔道の創始者として知られる嘉納治五郎(役所広司)が東奔西走する話でした。

 『いだてん』では、複数の時間軸が絡み合います。ここで、あらためて整理しておきましょう。主人公は、日本人初のオリンピック選手となった「日本マラソンの父」こと金栗四三(かなくり・しそう/中村勘九郎)と、東京オリンピック招致に尽力した田畑政治(たばたまさじ/阿部サダヲ)。第1話から第24話までは金栗四三を、第25話から第47話までは田畑政治を中心に物語が進行します。それを“東京オリムピック噺”として、古今亭志ん生が語るわけですね。

 史実を紐解くと、1912年に開催されたストックホルム大会には、短距離走に三島弥彦(生田斗真)が、マラソンに金栗四三が日本人初のオリンピック選手として参加しています。第1話で描かれていたのは、その序章でした。物語はこの後、どんな展開を見せるのでしょう? 大きな期待を抱かせる内容になっていました。

次ページ:「撮りながらワクワクする大河ドラマ。スタッフの目が輝いてる」(中村勘九郎)

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