インドのカオスに学ぶ、ユルさと寛容さのすすめ|インド好きヨガ講師・本田雄介のヨガトーク
こんにちは!本田雄介です。
インドといえばカオス(混沌)。良くも悪くもカオス。ヨガ合宿での滞在中に感じたカオスを、シリーズでお届けしております。
今回は、カオスなコミュニケーション編。
インドで体感したカオスなコミュニケーション
インドの人は、良く言えば時間や約束に縛られない傾向にあり、悪く言えばルーズです。悪気があってではなく、結果的に嘘になることも多いです。
ちょっとした移動の時にはオートリキシャー(トゥクトゥク)に乗って移動することが多いのですが、道を知らないのに知っていると言い張るドライバーが結構な頻度でいます。なんなら、途中で停車して他の人に聞きにいったりします(笑)。
「俺に任せとけ、なんとかしてやる」的な雰囲気も感じるので、あまり責める気も起きません。
途中で職務放棄!?タクシードライバーとの攻防戦
一方で、投げ出し系のドライバーもいました。1時間以上かかる目的地に行くために、タクシーを拾ったときのこと。最初はノリも良くご機嫌な様子だったのに、突然目的地まで半分くらいのところで車を停め、「ここで降りてよ。値段は半分でいいから」と。
おそらくですが、運転に飽きたのか疲れたのかしたのでしょう。
他に車を拾えるところでもなかったので、こちらも困ります。かなりの怒り口調で反論したところ……今度はしょんぼりして黙り込み、無言で目的地まで送り届けてくれました(笑)。
日本なら即SNS炎上!インドのゆるすぎる時間感覚
町の小さな仕立て屋さんにクルタシャツをオーダーした時は、「明日できるよ!」を毎日繰り返されて、結局仕上がりは2週間かかりました。観光の帰りに立ち寄ったローカルなカレー屋さんでは、提供までに2時間近くかかりました。
どちらのパターンも、日本だとSNS(今だとthreadが多い)に書き込まれて炎上するパターンです。
日本人が学ぶべきインド流のゆるさ
日常的にこういったことが多々ありますので、だからインドが嫌いだと言う人もいるでしょう。でも「郷に入っては郷に従え」。そのくらいのユルさを前提にしていると、逆にこちらも楽になってくるのです。
何事も時間通り、計画通りは素晴らしいですが、"すべて思い通り"にはいきません。ただ、思い通りにいかなかったとしても、何とかなることは多いはず。私たち日本人には、少しだけハードルを下げてお互いに許容することが大切なのかもしれませんね。
というわけで、次回もカオスシリーズ続きます! NAMASTE(ナマステ)!
プロフィール
本田雄介(ホンダユウスケ)
YMCメディカルトレーナーズスクール所属/IHTA認定ヨガ講師
早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業後、アパレル業界に就職。転職やキャリアアップ、プライベートでも様々な転機を経て、いつしか働き方や生き方を見つめ直すように。ヨガの持つ心身への包括的なアプローチと効果も知り、現場発信に携わりたいと思い立つ。体ガチガチのアラフォーヨガ初心者から、ヨガインストラクターを目指して、インドでRYT200〜RYT500コース修了。
現在はYMCメディカルトレーナーズスクールにて、ヨガ・ピラティスレッスンや、ヨガインストラクターの養成講座を受け持つ。
本田雄介さんのInstagram
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<TEXT&PHOTO:本田雄介>