ヘルス&メンタル
2022年6月8日

心の不調を抱える人に共通する「ある口癖」とは。医師1000人にアンケート (2/3)

心の不調が胃の不調につながることも

また、心の不調を抱える患者の2人に1人以上が胃の不調も抱えているという調査結果も出ています。

とくに、心の不調を抱える人の半数以上が胃の不調を訴えており、「心の不調の改善には胃の健康が重要である」と96.1%の医師が回答しています。

なお、心身症と診断された患者の病態についてヒアリングした結果、「呼吸器・アレルギー系」(33.2%)、「消化器系」(31.1%)、「神経筋肉系」(30.2%)、「内分泌・代謝系」(30.1%)の4つの病態に回答が集まり、それぞれ3割を超えました。

医師が勧めたいセルフケアの方法

ときに全身症状を引き起こす心の不調。

その対策について知りたいところですが、心の不調を抱える患者に医師が勧めたいセルフケアの方法について聞いてみると、もっとも多かった回答は「十分な睡眠」で34.2%となりました。

以降、「運動」(26.7%)、「胃を温める」(26.2%)、「腸を温める」(26.0%)、「食事」(25.8%)が続いています。

また、心のトレーニングも重要とのことで、方法としては、「思っていることをノートに書き出す」で36.3%となりました。

2位以下は、「積極的に誰かと会話をする」(33.9%)、「食事内容を意識する」(30.9%)、「否定的な言葉をやめる」(30.6%)などが有効であるとされています。

ほか、心の不調を抱える患者に勧めたい食材は、1位「ヨーグルト」(32.2%)、2位「納豆」(22.3%)、3位「高カカオチョコレート」(20.0%)。

逆に、心の不調に陥らないために避けた方が良いと思う習慣は「不規則な食事」(37.4%)、「偏食」(33.9%)、「アルコール」(32.6%)、「過食」(30.5%)となっています。

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