フィットネス
2023年7月3日

ベントオーバーローの効果とやり方、正しいフォーム|広背筋を鍛える筋トレ (1/2)

広背筋を鍛える代表的なトレーニング「ベントオーバーロー(ベントオーバーロウ、またはベントオーバーローイング)」。厚い背中や引き締まった背中は、ボディラインを整えるために必要な部位です。

ここでは、フィットネストレーナーとして活躍する鳥光健仁さん監修のもと、ダンベルを使った「ダンベルベントオーバーロー」の効果とやり方を解説します。

ダンベルベントオーバーローの効果とメリット

ダンベルベントオーバーローは、背中の大きな筋肉「広背筋」を鍛えます。
広背筋を鍛えると、「厚みのある背中」「背中の引き締め」「スッキリとした脇まわり」など、後ろ姿に変化が出てきます。

ダンベルベントオーバーローはどこに効く?

広背筋をメインに鍛えます。

ほか、以下の筋肉も鍛えることができます。

  • 菱形筋
  • 僧帽筋(中部、下部)
  • 大円筋
  • 肘関節

関連記事:大胸筋、三角筋、広背筋、僧帽筋、脊柱起立筋はどこを指す?筋トレ初心者向け「上半身」の筋肉解説

ダンベルベントオーバーローの正しいやり方

  1. 肩幅に足を開いて立ち、両手にダンベルを持って軽く前傾する
  2. 胸を張り、息を吸いながら肩甲骨を寄せるように肘を引く
  3. ダンベルを下腹部あたりに引き上げたら一瞬キープする
  4. ゆっくり最初の姿勢に戻す

ダンベルを下ろした体勢は"ハの字"をイメージ

両腕を上げたとき、手のひらを後ろに向ける

動作中、背中が丸くなると腰への負担が大きくなります。しっかり胸を張って、腰を曲げないようにします。

背中筋トレ 広背筋 ダンベル 背筋筋トレ

ダンベルベントオーバーローの注意点

  • 背中を丸めない、肩を上げない
  • 僧帽筋や広背筋の力だけでダンベルを上げる

背中を効果的に刺激するためには、腕に力を入れないように意識することがポイント。ダンベルを持ち上げるというよりも、肩甲骨を寄せて肘を持ち上げるイメージです。

ダンベルベントオーバーローの重量

ダンベルは「8~12回程度で限界を迎える重さ」にする

筋肥大や筋力アップの場合は、8~12回程度(8~12RM ※)で限界を迎える重さにしましょう。

※「RM(反復可能最大重量)」とは“反復できる限界の回数”を表しています。たとえば5RM=5回行うのがギリギリ、10RM=10回行うのがギリギリという意味です。

以下が、目的別で見たRMの目安です。

  • 筋力向上目的の場合=3~7RM(3~7回上げ下げするのがやっとの重量に設定する)
  • 筋肥大が目的の場合=8~12RM(8~12回上げ下げするのがやっとの重量に設定する)
  • 筋持久力向上目的の場合=13~20RM(13~20回上げ下げするのがやっとの重量に設定する)
ダンベルを購入する場合、初心者でも可変式ダンベル20kgを選ぶとよいでしょう。可変式ダンベルであれば、プレートを組み替えていくことで5kg~20kgと小刻みに重量を変えられます。

回数

8~12回×3セット

セット間に1~3分の休憩を挟みます。

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