ダンベルフライの効果と正しいやり方を徹底解説!胸筋を鍛える筋トレ (4/4)
フロアダンベルフライのやり方
スタートポジション
・床に仰向けに寝て、膝を曲げて足を床に平らにつけます。
・ダンベルを両手に持ち、腕を天井に向けて伸ばします。
おろす動作
・肘をわずかに曲げたまま、ダンベルをゆっくりと外側に下ろします。
・腕が床と平行になるまで下ろし、この位置で一瞬止めます。
上げる動作
・胸の筋肉を使って、ダンベルを元の位置に戻します。
・ダンベルを元のポジションに戻す際も、肘の角度を変えずに行います。
動作のポイント
ここでも、ダンベルは、手のひらの中心にしっかりと乗せましょう。
また、正しい姿勢を保ちながら急がずに行うことで、効果的に胸の筋肉を鍛えることができます。
ダンベルフライのバリエーションメニュー
ここからはダンベルフライのアレンジメニューです。
インクラインダンベルフライ
インクラインダンベルフライは、上部胸筋をターゲットにしたバリエーションです。
ステップ1:準備
インクラインベンチを15~30度の角度に設定します。
ダンベルの持ち方:各手にダンベルを持ち、中立グリップで(手のひらが向かい合うように)膝の上に置きます。
膝の助けを借りてダンベルを持ち上げ、ゆっくりとベンチに仰向けに寝ます。
ステップ2:スタートポジション
足を床にしっかりと置き、体を安定させます。肩甲骨を引き寄せて背中をベンチに固定し、腕を胸の上でまっすぐに伸ばします。
肘はわずかに曲げておきます。
ステップ3:下げる動作
息を吸いながら、肘の角度を保ったまま、ダンベルを外側にゆっくりと下ろしていきます。
ダンベルが胸の高さに達したら、一瞬止めます。
ステップ4:上げる動作
息を吐きながら、胸の筋肉を使ってダンベルを元の位置に戻します。ダンベルが触れ合わないように注意しながら、動作をコントロールします。
●動作のポイント
動作のポイントとしては、以下を注意しましょう。
- ダンベルのグリップをきつく握り過ぎないようにしましょう。過度に握ってしまうと、前腕や二頭筋が過剰に使われてしまいます。
- 肘を軽く曲げた状態を保ち、過度に伸ばさないようにしましょう。
- 背中を反らさず、腹筋を引き締めて動作を行いましょう。
インクラインダンベルフライは、胸筋と肩の筋肉を効果的に鍛えると同時に、上部胸筋の発達に特に有効です。
正しいフォームと適切な重量で行うことが、最大の効果を得るための鍵です。
監修者プロフィール
トレーナー山岸 慎
2011年からトレーナーとして、モデル・アーティスト・俳優のサポートを行う。現在はJリーガーなどトップアスリートをはじめ、運動初心者まで様々な身体レベルの方のトレーニング指導を行なっている。所有資格NSCA-CSCS
・パーソナルトレーニングジム STUDIO KOMPAS渋谷南平台
・ストレッチリラクゼーションサロン ESL(エッセンシャル ストレッチ ラボ)
<Edit:編集部>