背中を鍛えるメリットとは?背筋が弱いと「こんなデメリット」も (1/3)
背中の筋肉(背筋)は、普段目につきにくい部位ですが、私たちの姿勢や動作、さらには全身の機能に大きな影響を与えます。
この記事では、背中を鍛えることで得られるメリットや、背筋が弱いことで生じるデメリットを、パーソナルトレーニングジムSTUDIO KOMPAS(スタジオコンパス)のトレーナー・山岸慎さんが掘り下げて解説します。
背中を鍛えるメリットとは?
現代の生活では、背中の筋肉が弱くなりやすい環境にあります。背中を鍛えることで、体全体のバランスを整え、疲れにくく、身体機能のパフォーマンスアップも期待できます。
メリット1 肩甲骨まわりの安定性が向上する
背中を鍛えることで肩甲骨の動きが安定し、姿勢が整います。
これにより見た目にも引き締まった印象を与え、背中にメリハリが生まれます。
メリット2 下半身のボディラインが変わる
上半身の筋肉バランスが悪いと、下半身が余分な力を使って補うことになり、筋肉のアンバランスや疲労感を招きます。
背中を鍛えることで、下半身の負担が軽減され、ボディラインの崩れを防ぐことに繋がります。
メリット3 ヒップアップにも効果あり
背中を鍛えると骨盤の安定性が向上します。骨盤が安定することで、臀部(お尻)の筋肉が効率よく働き、美しいヒップラインが作られます。
とくに、臀部と背中は連動しているため、背中の強化がヒップアップに直結します。
メリット4 疲れにくくなる
背中を鍛えると、体本来の機能が引き出されます。それにより動作がスムーズになり、日常生活でも疲れにくくなるのが大きなメリットです。
また、自然な姿勢が保たれることで、見た目の美しさにも繋がります。
背筋が弱いことによるデメリット
背筋が弱いことで、以下のような問題が生じます。
1.筋活動のバランスが乱れ、姿勢が崩れる
背筋が弱いと全身の筋肉バランスが崩れ、姿勢が悪くなります。これにより、肩や腰に負担がかかり、痛みの原因となります。
2.首こりや肩こりが発生しやすい
肩甲骨のポジションが不安定になると、正しい動作が難しくなります。その結果、首や肩に過剰な負担がかかり、慢性的な不調を引き起こします。
3.スッキリしない見た目になってしまう
背筋が弱くなると、背中が厚ぼったく見え、二の腕がスッキリしない印象を与えることがあります。
4.トレーニング効果が出にくくなる
ヒップアップや脚のライン改善を目指していても、背筋が弱いと成果が出にくいことがあります。背筋を鍛えることは、下半身トレーニングをサポートする基盤となります。
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