“世界最速のフットワークを持つ男”が語る、アジリティ向上に必要なトレーニングとは (3/3)
私がこれらの活動を通して世界に伝えたいのは、やれば誰でも俊敏さを身につけることができ、自分のスピードとアジリティを最大限に発揮することができるということだ。そのためにはまず、やりはじめないといけない。最初はやりにくいかもしれない、でも繰り返し練習すれば必ず目に見える結果が付いてくるはずさ。
——そして今やNFLやNBA、オリンピックアスリートなど多数の選手をクライアントに持つコーチであり、世界のスポーツ界にも影響を及ぼす存在です。
プロアマに限らず、スポーツをする人全員がこのフットワークを身につけることによって、私はスポーツそのものが次のレベルに進化していくんじゃないかと確信しているよ。
——最後に、本日の素晴らしいパフォーマンスの足元を支えてくれたのが、リーボックの新作ランニング/トレーニングシューズでしたが、履いて実際にトライアルをしてみた感想を教えてください。
このトレーニングをする上でどういうシューズを履くかというのはものすごく重要だ。私はシューズにすごくこだわりがあって、やはりまずは軽さ、そして履いた時のフィット感というのが重要なんだ。実際のパフォーマンスを見てもらってわかると思うけど、このシューズはとても速く動くことができるし、そのスピードでどの方向に動いてもアジャストすることができる。アッパー素材のフィット感もよく、フィットしているのに締め付け感がない。まさにパーフェクトフィットなシューズだね。
——確かに僕自身も試し履きしましたが、横ズレがまったくないんですよね。
自分もプロフェッショナルとしていろんなシューズを試したが、このシューズの持つ多様性とテクノロジー、軽量性は、15種類以上の動きを取り入れた自分のフットワークメニューのそれぞれの動きで自分のパフォーマンスを発揮できるだけのポテンシャルを秘めている。このメニューでスピードを追求するときに必要な力のコントロールがしやすいので、一貫したパフォーマンスを発揮できる。まさにベストシューズだね。
——これからもさらなる限界を超えたフットワークのパフォーマンスを期待しています。
[プロフィール]
Luis Badillo Jr.(ルイス・バディージョ・ジュニア)
アメリカのマイアミを拠点に活動する、フットワーク・スピード・アジリティを専門とするトレーニングコーチ。NFL、NBA、MLB で活躍するトップアスリートを含む400 名を超えるアスリートに指導。自身のワークアウトの様子がみれるインスタアカウントが人気で35 万人以上のフォロワーを持つ。「世界最速のフットワークを持つ男」としても有名。
<Text:関口裕一+アート・サプライ/Photo:有坂政晴(STUH)>