あるある!ジムで「うわぁ」と思われるNG行為5つ (1/2)
スポーツクラブ、おもにトレーニングエリアを使用する際にありがちなマナー違反行動を、プロスポーツトレーナーの目線からピックアップ。気持ちよく運動に取り組むため、初心者から上級者まで認知してほしい項目となります。
大きな音を立ててトレーニングマシンを扱う
初心者でありがちなのが、トレーニングマシンを大きな音を鳴らしながら扱ってしまうこと。この音の原因は、マシンのプレートによるものです。
トレーニングマシンは重りとなるプレートがいくつも重なっていて、力を入れると重量設定したところでプレートが浮き上がるという構造になっています。しかし元の姿勢に戻るとき、一気に力を抜いて戻すことでプレートが元の位置に落ちてしまい、プレート同士がぶつかって音を鳴らすのです。
そのような使い方はマシンを傷めるだけでなく、トレーニング効果にも影響します。
筋トレは力を入れるときだけでなく、元の姿勢に戻るときにゆっくりと動作スピードをコントロールすることで効果が高まるもの。一気に力を抜いて元の姿勢に戻すと、その負荷が減り、効果が減少してしまうのです。
常連でもよく見かけるNG行為でもある
初心者でなくても、力自慢アピールなのか音を鳴らしながらトレーニングしている常連も少なくないでしょう。しかしそういう人は、実のところ周りから白い目で見られています。
くれぐれも、マシンの扱いに気をつけましょう。
マシンやジムアイテムの汗を拭きとらない
トレーニングをすれば、必ず汗をかきます。使用したマシンやダンベル、ストレッチマットなどについた汗を拭かず、そのままにしてしまわないように気をつけましょう。
どのスポーツジムでも、タオルはマシンやエリアごとに備えつけられています。これは使用時についた汗を拭き取るためのものですので、きちんと活用しましょう。
とくに有酸素運動マシンでは注意が必要です。トレーニング後はもちろん、走っている最中に汗をまき散らしたまま、マシンを拭かずそのままにしている人も見かけます。そのうえ、ポタポタと汗が垂れているのにもかかわらず、流れる汗を拭かずにジム内を歩いている人まで。
点々とフロアに落ちる汗は、周りの利用者にとっては迷惑でしかありません。きちんと汗を拭き、周囲に配慮しましょう。
マシンを独占してしまう
混んでいる時間帯にスポーツクラブへ行くと、使いたいマシンが他の利用者で埋まっていることがあります。そんなときに、イラッとしてしまうのがマシンの独占です。
トレーニングを頑張っているならまだしも、混んでいるにもかかわらずマシンに座りながら他利用者と話している。そんな人に限って、インターバルが長くなかなかマシンが空きません。
マシン待ちをしている人がいなくても、インターバル時にはマシンやベンチの汗を拭き、一度離れる心遣いが大切です。
常連同士がおしゃべりをして占領してしまうことも……
なお、こうした行動はどちらかといえば常連の人に多く見られます。これからスポーツジムに通う人は、ジムに慣れて顔見知りが増えたとしても、そうならないように気をつけましょう。
次:最近増えがちな「うわぁ」と思われる行為