
プランクとクランチ、腹筋割るならどっち?効果の違いを解説 (1/2)
シットアップとプランクを比べた場合は、安全性や効果の広さからプランクに軍配が上がりました。では、腹筋を割るために欠かせないトレーニングのひとつ「クランチ」と比べた場合はどうなのでしょうか。
どちらもお腹を引き締め、シックスパックを目指す人に人気の種目ですが、実際に腹筋を割るのに有利なのはどちらか?両者の特徴やメリット・デメリットを比較して解説していきます。
監修は、自身も高い美意識を持ち身体を鍛えている医学博士・美容外科専門医、SOグレイスクリニック院長・近藤 惣一郎先生です。
結論:腹筋を割るなら「プランク」に分がある
腹筋を割ることを目的にするなら、プランクのほうが全体的に有利です。クランチは腹直筋を集中的に鍛えられますが、体幹全体をバランスよく強化するには限界があります。
一方でプランクは腹直筋に加えて腹横筋や腹斜筋、背中や臀部まで同時に刺激できるため、見た目にも引き締まったお腹を作りやすいです。さらに姿勢改善や、体幹のインナーマッスルを鍛えることで基礎代謝が向上し、結果的にシックスパックを目指す近道になります。
クランチの特徴と注意点
クランチとは
仰向けで上体を少し起こし、腹直筋を集中的に鍛える腹筋運動のことです。肩甲骨が床から離れる程度まで上げるのがポイントで、腹筋を割る、いわゆるシックスパックを目指す人に人気の種目です。
クランチで鍛えられる部位
クランチは腹直筋を集中的に鍛える代表的な種目です。お腹の前面を厚くし、シックスパックを強調する効果が期待できます。
クランチのメリット
・腹直筋をピンポイントで鍛えられる
・シンプルで取り入れやすい
・器具を使わず自宅でもできる
クランチのデメリット
・鍛えられる範囲が狭く、体幹全体を鍛えるには不十分
・腰や首に負担がかかりやすい
・脂肪が多い状態では効果が見えにくい
プランクの特徴と注意点
プランクとは
プランクで鍛えられる部位
プランクは腹直筋を含む体幹全体を刺激します。腹横筋や腹斜筋、背中、肩、臀部まで同時に鍛えられるため、姿勢を整えながら腹筋を割るのに効果的です。
プランクのメリット
・体幹全体をバランスよく鍛えられる
・静止姿勢なので腰や首への負担が少ない
・脂肪燃焼や姿勢改善にも役立つ
プランクのデメリット
・正しいフォームを維持しないと効果が薄れる
・静的で単調になりやすく、集中力が必要
腹筋を割るならプランクが優秀、でも…?