スクワットはダイエット目的じゃなくてもやる価値がある。その理由とは
スクワットというと、「ダイエットのための筋トレ」「体を引き締める運動」というイメージを持つ人が多いかもしれません。
ですが実際にスクワットを続けている人の多くは、体重や見た目以上に別の価値を実感しています。その価値とは、「日常の動きが楽になること」です。具体的に見ていきましょう。
\タップして動画を再生/
体型より先に変わるのは「動きやすさ」
スクワットで使われる下半身の筋肉は、歩く、立つ、座る、階段を上るといった日常動作の土台になる部分です。ここがしっかり働くようになると、体を動かすたびの負担が減り、疲れにくさや安定感が変わってきます。
実際に多く聞かれるのが、こんな変化です。
・立ち上がるときに腰や膝が重くならない
・階段を上っても息が上がりにくい
・長時間座ったあとでも脚がだるくなりにくい
これらは体重計には表れませんが、生活の快適さに直結します。
デスクワーク中心の生活こそ恩恵が大きい
現代は、座っている時間が長くなりがちです。長時間座り続けると下半身の血流が滞り、脚の重だるさや冷えを感じやすくなります。
スクワットのように下半身をしっかり動かす運動を取り入れることで、血流が促され、夕方のむくみや脚の違和感が軽くなる人も少なくありません。
仕事の合間や帰宅後に数回体を動かすだけでも、気分の切り替えやリフレッシュにつながります。
年齢を重ねるほど差が出る「下半身の衰え」
下半身の筋力は、年齢とともに少しずつ低下していきます。その結果、立ち座りが億劫になったり、ちょっとした段差でつまずきやすくなったりします。
スクワットを習慣にしている人は、この衰えを緩やかに抑えやすく、将来的な不調やケガの予防という点でもメリットがあります。これは「鍛える」というよりも、動ける体を保つという考え方に近いかもしれません。
ダイエットだけを目的にしないほうが続きやすい
「痩せなきゃ」「結果を出さなきゃ」と思うほど、運動は続かなくなるものです。一方で、「今日は体が軽い」「動きやすくなった」という感覚は、続けるモチベーションになります。
スクワットは、ダイエットのためだけにやる運動ではありません。生活を少し楽にするため、将来も自分の足で動くための“土台づくり”としての価値があります。
体型の変化は、その延長線上についてくるもの。そう考えると、スクワットはもっと気軽に、長く付き合える運動と言えるでしょう。
本記事は、パーソナルトレーナー・深澤智也氏監修のもと作成した記事内容を再構成したものです。毎日スクワットの具体的な効果や、回数別の考え方、正しいフォームについては、下記記事で詳しく紹介しています。
<Edit:MELOS編集部>

毎日スクワットの驚くべき効果とは|30回・50回・100回…ベストな回数はどれ?







