フィットネス
2024年6月4日
「逆立ち(倒立)」の効果とやり方。コツは“壁を使う” (3/3)
■壁から離れて歩いてみよう
キックアップができるようになったら、壁から少しだけ離れてみましょう。支えをなくした状態で、逆立ちのレベルアップを図ります。
壁の1メートルほど手前から、壁に向かって数歩だけ歩いてみてください。壁にどちらかの足がついたら、両足を揃えてしばらく静止します。
これができるようになったら、本格的に逆立ち歩きの練習に入れます。
なお、逆の順番で、壁に顔を向けた逆立ちの状態から前に歩いてみるのも、いい練習になります。
逆立ちは、短時間の練習を繰り返すのが効果的
練習を継続すれば、逆立ちは誰でもマスターできます。ただし疲れた状態で練習しても、効果は小さくなるうえ危険でもあります。
長時間の練習をするのではなく、10~15分程度の練習を頻繁に行うのがオススメです。その程度であれば体へのダメージも少ないため、毎日でも行うことができます。
たとえば筋トレの前に行えばウォーミングアップになり、そのうえテクニック練習にもなるので一石二鳥ですね。
筆者プロフィール
角谷剛(かくたに・ごう)
アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
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<Text & Photo:角谷剛>