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箱根駅伝にまつわる「気温」と「出身高校」。直近35年のデータを調べてみた (1/4)

 お正月のビッグイベント、箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)。出場校の中から優勝候補の目星をつけたり注目選手をチェックしたりと、毎年楽しみにしている人も多いのでは。かくいう筆者も年明けはコタツに入ってお餅を食べながら箱根駅伝を見るのが年明け定番の過ごし方です。

 そういえば、全国公募で決まった2018年の漢字は「災」でしたね。今までの箱根駅伝でも、霧で前が見えなくなったり、大雪に見舞われたり、凍結した路面によって選手が転倒してしまったりなど、天災によるさまざまなドラマやハプニングがありました。まさに「自然との戦い」です。そこで今回、「箱根駅伝と天候」をテーマに考えてみることに。そのなかでも定点的なデータがある「気温」のデータを頼りに考察してみました。

 データを見ているうちに気になったのが、「高校3年間、トレーニングをしていた場所(高校の所在地)が寒ければ寒さに強くなり、暑ければ暑さに強くなるのでは!?」という仮説です。直近35年間のデータとにらめっこしながら調べてみました。

箱根駅伝の気温データを調べてみた

 現在のコースになった1983年(10区は1999年に、4区、5区は中継所の移動により2017年に距離変更あり)から2018年まで、往路と復路の気温がどうだったのか気象庁の過去データを調べました。箱根の気温を観測するシステムが気象庁には設置されていないとのことで、今回は小田原の気温で比較しています。

 また気温データは、スタート・ゴール地点となる1区と10区の「東京」と、山上り・山下りの区間として注目される5区と6区の「小田原」に絞ってみました。

▲気象庁:過去の気象データによる

 ふむふむふむ。ざっと35年分を遡るとものすごい量になります。

▲箱根駅伝のコース(筆者作成)

 それにしても、こうして見てみると箱根駅伝って本当に寒い中で走っているんですね……。冷静に考えて、10度前後の中あの寒々しいユニフォームで20キロ近く走っている選手の体力は尋常ではないなと。当たり前ですが。

 この気温データを集計して、とある仮説を立ててみました。ズバリ、「高校3年間、トレーニングをしていた場所が寒ければ寒さに強くなり、暑ければ暑さに強くなるのでは!?」です。

区間賞選手の出身高校の都道府県を調べてみた

 全国トップクラスの学生長距離ランナーが集う箱根駅伝。高校まで地方で過ごし、大学進学とともに上京してきた選手も多数います。最高気温が15度以上を記録した暖冬と最低気温が氷点下を下回った年に、1区、10区と5区、6区の区間賞をとった選手の出身高校とその都道府県を調べました。出身地と出身高校の都道府県が異なる場合もあるので、今回は高校3年間を重視しています。

次ページ:谷口浩美、金哲彦、駒大・大八木監督も。「氷点下以下」で躍動したランナーたちとは?

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