フィットネス
2023年5月8日

忙しい筋トレ民は、どのようにして効率よく筋肉を鍛えているか (2/2)

スーパーセット法

同じ部位ではなく、拮抗した筋肉(筋トレ時に反対の動きをする筋肉)をインターバルを入れずに鍛える方法を「スーパーセット法」といいます。

たとえば上腕二頭筋を鍛えるアームカールの後に、上腕三頭筋を鍛えるトライセプスキックバックを連続して行うといった方法です。

アームカール10回×1セット

(休憩を入れずに)トライセプスキックバック10回×1セット

インターバル

アームカール10回×1セット

(休憩を入れずに)トライセプスキックバック10回×1セット

1回のトレーニングで上半身(下半身)を一度に鍛えたい、あるいは全身を一気に鍛えたい人にとって、スーパーセット法はかなりの時短になります。

5.予定通りメニューが終わらなくてもやめてみる

完璧を目指さなくてOK。大事なのは習慣づけ

時間が限られているのであれば、予定していたトレーニングメニューを全部こなせなくても終わるというのも一つの手です。

トレーニングは実施時間よりも頻度が大事。途中で終わりにしたとしても、短い時間でもトレーニング頻度を多くすれば、トレーニングが習慣づいて結果的に効果も高まります。

完璧を目指さず、時間が空いたときに軽くトレーニングする習慣になれば完璧です。

短い時間でも高頻度で継続すれば問題ない

短時間でも高頻度で取り組むことで、トレーニングが習慣づきやすくなります。どれだけハードなトレーニングでも、1回でカラダが変わることはありません。長期的に継続できるよう工夫しましょう。

[著者プロフィール]
和田拓巳(わだ・たくみ)
プロスポーツトレーナー歴16年。プロアスリートやアーティスト、オリンピック候補選手などのトレーニング指導やコンディショニング管理を担当。治療院での治療サポートの経験もあり、ケガの知識も豊富でリハビリ指導も行っている。スポーツ系専門学校での講師や健康・スポーツ・トレーニングに関する講演会・講習会の講師経験も多数。そのほか、テレビや雑誌でも出演・トレーニング監修を行う。日本トレーニング指導者協会JATI-ATI。
【HP】https://wada0129.wixsite.com/takumiwada

<Text:和田拓巳>

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