フィットネス
2022年1月25日

「けん玉」基本の技と持ち方&健康エクササイズ。体幹と集中力を鍛えるコツとは (3/4)

けん玉を続けることでどんな効果があるの?

「簡単そうに見える技でも、気持ちを集中させなければ成功しないんですよ。けん玉の技を成功させようと思うことで、自然と集中力が高まります」と教えてくれたのは、埼玉県川越市にある「けん玉専門店&CAFE SU Lab.スーラボ」の綾香さん。

 実際にトップアスリートたちはどのように普段のトレーニングにけん玉を取り入れているのかを伺ってみました。

「練習プログラムの切り替えのタイミングにけん玉を使うんです。けん玉の技が連続で成功した瞬間は、集中力が最高に高まった状態にあるといえます。集中力が研ぎ澄まされた状態で練習に突入する。ダラダラした状態から始めるよりも練習の効果がグッと上がります」(綾香さん)

 例えばサッカーチームの練習の場合、「けん玉の技を連続10回」という目標をたてる。途中で失敗したら最初からやり直し。けん玉が成功したらドリブル練習、けん玉が成功したらシュート練習というように、練習メニューの合間にけん玉を入れているんだそうです。気の緩みがないので怪我の防止にもなるとのこと。

▲「SU Lab.スーラボ」のオーナー、スーさん&綾香さんご夫妻

「玉がズレないように全身でバランスをとるので、体幹も鍛えられます。すぐに効果を実感というわけにはいかないかもしれませんが、知らず知らずのうちに自然と鍛えられている感じです。膝や手首が柔軟に使えるようになるのも、スポーツをする人には有効ですね」(綾香さん)

 技を成功させようと集中して練習していれば、身体が慣れてくるころには自然と身体が鍛えられている! これはうれしいですね。

けん玉スクワットで体幹を鍛えよう

 基本の技をキメられるようになった後、さらに自分の身体を追い込みたい人にオススメなのが「けん玉スクワット」。下半身の強化に効果的なのはもちろん、玉を落とさないようにバランスをとりながらスクワットをすることで、さらなる体幹強化が期待できます。

●もしかめでスクワット

 基本の「もしかめ」で玉を皿に乗せるタイミングで、深く腰を落とします。ゆっくりなテンポで8回。最初はこれを3セットも行えば、太ももがかなりの筋肉痛に見舞われること間違いなしです。慣れてきたら徐々に回数を増やしていきましょう。

●世界一周でスクワット

 「世界一周」は、とめけんの持ち方で構え、小皿→大皿→中皿→けん先で受け止める連続技です。ひとつひとつの技がきっちりできるようになったら挑戦してみましょう。

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