フィットネス
2020年12月21日

インクラインベンチを使ったダンベル筋トレ3選│腕、肩、背中、胸を鍛える (2/2)

インクラインダンベルカール

上腕二頭筋を鍛えるダンベルカールも、インクラインベンチを使うと刺激が変わります。

1)ベンチを45~60度に立てて座り、両手にダンベルを持つ
2)背中をベンチにつけ、手のひらが正面を向くように腕を下ろす
3)軽く肘を曲げ、前後に動かさないように曲げていく

インクラインベンチを使うと、立った姿勢でのダンベルカールに比べて上腕二頭筋のストレッチが強くかかり、可動域をフルに使って行うことができます。

なお、立った姿勢で行うよりも強度が高いので、重い重量は扱えません。背中をベンチにつけ、正しいフォームと動作スピードをコントロールしながら行いましょう。

インクラインフレンチプレス

上腕三頭筋を鍛えるフレンチプレスを、インクラインベンチで行う方法です。

1)ベンチを60度にして座り、両手でプレート部分を持つ
2)ダンベルを頭上に上げ、両肘を伸ばす
3)背もたれに背中をつけ、肘の位置を固定したまま曲げていく

インクラインベンチを使うことで、スタートポジションのときから上腕三頭筋をストレッチさせ、常に負荷がかかっている状態を作り出すことができます。

また、垂直の姿勢でのフレンチプレスでは、肘を曲げすぎることで肘に痛みを感じる人も少なくありません。垂直姿勢で行うフレンチプレスよりも肘にかかる負担が少ないので、肘が痛む人はインクラインベンチを活用してみてください。

インクラインベンチを活用すれば、いつものエクササイズでも刺激箇所を変えることができて便利です。

自宅でトレーニングする人にもおすすめの器具ですので、まだ使ったことがない人は、ぜひ活用してみてください。

【プレスベンチ】筋トレのプレス種目の種類と、プロが選ぶトレーニングベンチ5選

著者プロフィール

和田拓巳(わだ・たくみ)

プロスポーツトレーナー歴16年。プロアスリートやアーティスト、オリンピック候補選手などのトレーニング指導やコンディショニング管理を担当。治療院での治療サポートの経験もあり、ケガの知識も豊富でリハビリ指導も行っている。医療系・スポーツ系専門学校での講師や、健康・スポーツ・トレーニングに関する講演会・講習会の講師を務めること多数。テレビや雑誌においても出演・トレーニング監修を行う。運営協力メディア「#トレラブ(https://tr-lv.com/)」などで多くの執筆・監修を行い、健康・フィットネスに関する情報を発信している。日本トレーニング指導者協会 JATI-ATI
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<Text:和田拓巳>

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