ランニングトレーナー直伝!外ラン時の防寒対策
お正月は箱根駅伝やニューイヤー駅伝に触発されて、ランニングを始めたり、再開する人も多いはず。冬季は一般的にランニングシーズンと言われますが、1月は寒さがより厳しい季節でもあります。
“走り初め”をスタートするにあたって、ランニング時の防寒対策はどうすれば良いのか。そこで今回、フィットネストレーナーとして活躍する鳥光健仁さんに、ランでよくある質問に回答してもらいました。
ランナーが悩まされる、「冬に外を走るときに寒い問題」。インナーや防寒具など、具体的な寒さ対策を聞きました。
Q.冬に外ランをすると寒すぎるのが難点です。保温インナーは着ていますが、ほかに「これをすると暖かい」というアイテムや対策はありますか?
A.トレーニング前の動的ストレッチと、手袋・ネックウォーマーなどもオススメです。
冬場のランニングは寒いですが、この時期はランニングシーズンでもあり、走るには適している季節です。インナーやタイツなどを着用して、保温対策を行う人も増えてきています。
私自身が防寒対策とケガ予防として実践していることは、トレーニング前に室内・屋外問わず15分~30分の動的ストレッチを行ない、筋肉への刺激と可動域を広げて体を暖めてから、トレーニング(本練習)に取り組むようにしています。
服装に関しては、汗冷えなどの観点からも吸速乾に優れたウェアを選びつつ、厚着で動きやすいランニングジャケットの着用をオススメします。小物(アクセサリー)系ですと、手袋・ネックウォーマーなどもオススメです。
身軽に最低限の防寒着で走りたいという方は、アームウォーマー・レッグウォーマーなど部位ごとの防寒具着用もオススメです。使い捨てカイロなどで、手先、足先を練習前だけ暖めるのも良いでしょう。
また、最近ではウェアだけでなくランニングシューズにもゴアテックス素材が使われているものもあり、寒さ対策がしやすくなっています。
[監修者プロフィール]
鳥光健仁(とりみつ・たけのり)
フィットネスランニングトレーナー。1991年生まれ、千葉県出身。
<Text:編集部>