インタビュー
フィットネス
2021年6月17日

「筋肉痛はプレゼント」。トレーニングは頭をリセットさせてくれる。青木源太さんの“筋トレ・マイルール” #2 (2/3)

―― 管理にアプリなどは使われていますか?

アプリは使っていなくて、メモで管理しています。体重も毎日書いています。そんなのアプリでやれって、話ですけどね(笑)。これは家計簿と一緒なんですよ。毎日チェックすることから始めないといけない。体重と家計簿って似ているなと思います。

お財布の中身と一緒で、朝と夜で違うじゃないですか。毎日計ることで分かることもたくさんあるので。その日の調子によっても違いますし。僕はどっちかというとマメな性格で、それが苦にならないですね。

―― 体調管理など、工夫しながらやりくりされるのが上手ですね。

自分に合っているというのもありますし。僕のやっている仕事って、100点満点がないといいますか、評価基準が曖昧だったりします。自分が「できた」と思っても周りの評価がイマイチだったり、その逆もあります。売上とかのように数値で結果が出るわけではないので。でも、そういった仕事って世の中に多いじゃないですか。

そんな中でボディメイクっていうのは、やればやっただけ結果がちゃんと出る。筋トレは嘘をつかないみたいな感じがありますし、まさにその通りだと思います。結果が数値で出ない仕事をしている人たちって、筋トレの世界に入ると、トレーニングを習慣づければ、食べた分とトレーニングした分、結果が出るので、そういった人ほど、趣味としてやると楽しいのかもしれないと思います。

筋肉量が増えて代謝が上がり、体が強くなりました

―― 胸板と肩のあたりを中心に、筋トレを始める前と比べて、全体的にシルエットが変わりましたよね。

僕の場合は、もともと超ガリガリでした。ガリガリの割に手が長くて、胸や胴まわりにサイズを合わせて、袖が全然足りなかったり。逆に袖に合わせると、胸や胴まわりがブカブカだったり。あまり合う服がなかったのですが、今はフィットする服が増えてきてうれしいです。

―― 他にも、筋トレをやっていてよかったことはありますか?

筋肉量が増えると代謝が上がるじゃないですか。そのせいか、疲れにくくなったといいますか。いろんな意味で体が強くなりました。傷の治りが早くなり、風邪もあまり引かなくなりました。すべて代謝ですよね。代謝を上げるというのはいいこと尽くしですね。基本的にいいことって、裏に副作用があるじゃないですか。代謝を上げることに関しては、あまりデメリットがないんじゃないかなと思います。体温も上がって風邪も引きにくくなるし。睡眠も深くなりました。

今までやったことない人にトレーニングを勧める理由は、最終的に代謝を上げるためですよね。筋肉量が多いと基礎代謝量があがるので。そうなると、副次的ですがおいしいものをけっこう食べられます。

―― お酒は飲まれますか?

トレーニングしている人あるあるですが、ハイボールが多いですね。そんなにガンガン飲まないので、糖質とかは気にしません。もともとそんなに飲まなくて、嗜む程度なので、そんな気にしないです。気にするときは本当にハイボールを飲みますね。

―― トレーニングで愛用しているグッズやウェアはありますか?

プッシュアップバーですね。プッシュアップバーを使うと胸への伸びというか、負荷が全然違うじゃないですか。日テレで『バゲット』という番組をやっていた時に、番組の総合演出の方がトレーニング好きで、番組の小道具としてプッシュアップバーをスタジオに置いていってくれたんです。それを使ってずっとトレーニングしていました。それ以来、プッシュアップバーにハマっています。自宅にも置いていますね。

―― 最近コンビニでもプロテインバーとかが手に入るようになりましたが、何か好きなものはありますか?

オイコス(OIKOS)のヨーグルト、無糖ですね。無糖でもすごくおいしいですし。あれでタンパク質含有量がけっこう入っていますよね。1日1個食べています。朝食で食べられなかったら、夜とかに食べます。

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