フィットネス
2017年9月20日

初心者&初めてのフルマラソンならココ!フラットコースで走りやすい大会5選

 まもなくマラソンシーズンの到来。ランナーの中には、「今年はフルマラソンに挑戦するぞ!」と意気込んでいる方がいることでしょう。そこで悩みどころとなるのが、どの大会で走るのか。今や国内各地で数多くのマラソン大会が開催されていますが、コースや環境など、一つとして同じものはありません。

 初めてのフルマラソンは不安がいっぱい。そのため、“走りやすさ”は大会選びの大きなポイントになるでしょう。特にアップダウンの程度は、レース中に伴う身体への負担や疲労などに関わります。

 そこで、アップダウンの少ないフラットコースに絞り、今からでもエントリー可能な5つのマラソン大会をピックアップしました。開催時期や場所なども含め、大会選びの参考にご覧ください。

1.板橋CITYマラソン(東京都)

 2017年で20回目の開催を迎えた人気の大会です。ビギナーからトップレベルのアスリートまで、約15,000名が参加します。
 荒川河川敷の川沿いのフラットコースで、21.1005km地点で折り返し。折り返し付近では他ランナーとすれ違えるため、仲間と一緒に出場し、声を掛け合いながら走るのもオススメです。制限時間が7時間と長い点も、初心者にとって嬉しいポイントと言えるでしょう。

【2018年大会情報】
・エントリー開始日:10月中旬予定
・開催日:2018年3月18日(日)予定
・定員:15,000名
・制限時間:7時間
・エントリー費用:6,500円
・公式サイト:http://i-c-m.jp/

▲荒川河川敷

2.サンスポ古河はなももマラソン(茨城県

 古河市中央運動公園を発着点としたマラソン大会。最大高低差が10m以下という、非常にアップダウンの少ないコースです。陸連公認コースのため、初心者のみならず記録を狙いのシリアスランナーも多く参加します。
 なお、コース上では他ランナーとすれ違う場所が多く、仲間同士で声を掛け合う方々の姿もたくさん。単身で参加した場合でも良い刺激となり、気分を盛り上げてくれるはずです。

【2018年大会情報】
・エントリー開始日:未定
・開催日:未定(例年3月上〜中旬)
・定員:8,000名
・制限時間:6時間40分
・エントリー費用:7,100円
・公式サイト:http://www.kogahanamomo.jp/

3.勝田全国マラソン(茨城県)

 昨年で第65回目の開催となった老舗大会。15km手前にややアップダウンがあるものの、全体的にフラットなコースです。閉鎖された国道などコース幅が広く取られていることから、15,000名という規模にも関わらず混雑は少なめです。ただし交通規制は、制限時間前に解除される場合があります。その際は歩道に上がり、信号など交通規制に則って走らなければいけません。
 会場はJR常磐線「勝田」駅から徒歩約10分。無料送迎バスも運行されておりアクセスは至便です。スタート時間が10:30と遅いため、日帰りでも参加しやすい大会となっています。

【2018年大会情報】
・エントリー開始日:未定
・開催日:未定(例年1月下旬)
・定員:15,000名
・制限時間:6時間
・エントリー費用:6,000円(高校生3,000円)
・公式サイト:http://katsutamarathon.jp/

4.さが桜マラソン(佐賀県)

 桜の咲き始める3月初旬。多布施川湖畔や佐賀県庁周辺など、桜スポットを巡りながら走ることのできるマラソン大会です。終始ほぼフラットなコースが続き、フィニッシュは陸上競技場。スタート時は桜吹雪が舞い、コース上では地元民から多くの声援が送られるなど、盛り上げる演出や温かな対応が際立ちます。

【2018年大会情報】
・エントリー開始日:10月3日(火)
・開催日:2018年3月18日(日)
・定員:8,500名(ネット7,300名、郵振1,200名)
・制限時間:6時間半
・エントリー費用:9,500円
・公式サイト:https://sagasakura-marathon.jp

5.佐倉朝日健康マラソン大会(千葉県)

 今回ご紹介する中では、少しアップダウンが多めかもしれません。スタート直後とゴール直前、また15〜20km地点に少し傾斜の急な坂道があります。ただし、その他はほぼフラットなコースのため、初心者にも走りやすいでしょう。
 オリンピックの女子マラソン金メダリストとして有名な高橋尚子選手が走った、『金メダルジョギングロード』もコースに含まれます。コースからは広い印旛沼や田園風景などが見られ、自然を満喫できる大会です。

【2018年大会情報】
・エントリー開始日:未定
・開催日:未定(例年3月下旬)
・定員:6,500名
・制限時間:6時間
・エントリー費用:5,000円
・公式サイト:http://sakuraasahi.jp/

※各大会情報は、一部について2017年大会をもとに記載しております。詳しくは大会運営者にお問い合わせください。

[筆者プロフィール]
三河 賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。またトレーニングサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室、ランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。3児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表。
【HP】http://www.run-writer.com

<Text:三河賢文/Photo:Getty Images>