コンビニサラダやカット野菜に“栄養がない”ってホント?管理栄養士が回答 (2/2)
コンビニサラダやカット野菜を頻繁に食べる場合は、以下の水溶性ビタミンの含有量が、理論値よりも低いということを考慮して食事を摂りましょう。
- ビタミンC
- ビタミンB群(B1、B2、B6、B12)など
野菜スープなどにすれば、溶出した水溶性ビタミンも美味しくいただくことができます。
▼ビタミンCとB群が多い食べ物
ビタミンC | 菜の花、赤ピーマン、ブロッコリー、柿、キウイ |
ビタミンB1 | 豚肉、ウナギの蒲焼、大豆、玄米 |
ビタミンB2 | 豚レバー、牛レバー、鶏レバー、ウナギ、牛乳、納豆 |
ビタミンB6 | 牛レバー、カツオ、マグロ、鮭、バナナ、サツマイモ |
ビタミンB12 | 牛レバー、鶏レバー、牡蠣、サンマ、アサリ、シジミ |
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野菜まめちしき ~野菜のメリット・不足時のデメリット~
野菜を食べるメリット
ビタミン編
野菜に含まれるビタミンには、食品に含まれている栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)が体内でエネルギーに変わる手助けをしてくれます。摂取した栄養素が体内で利用されるためには、ビタミン類(特にB群)を不足なく摂ることが必要です。
ミネラル編
ミネラルは、身体機能の維持・調整に不可欠です。とくに、野菜に多く含まれるカリウムは、余分な塩分の体外排泄を促してくれるので高血圧の予防にもなります。色の濃い野菜(小松菜、かぼちゃ、水菜など)は、カルシウムも豊富です。
食物繊維編
野菜に含まれる食物繊維は「不溶性食物繊維」です。不溶性食物繊維は、胃腸で水分を吸収すると膨らんで腸に刺激を与えるので、お通じの改善にもつながります。また、腸内で善玉菌のエサにもなり、腸内環境をよくしてくれます。
野菜不足のデメリット
野菜が十分に摂取できていない状態が続くと、ビタミン・ミネラル・食物繊維の摂取不足が起きやすくなり、肌荒れ、便秘、身体のだるさ、抵抗力の低下など身体の不調につながる可能性があります。
また、ストレスを受けると、抗酸化ビタミンであるβ-カロテン、ビタミンC、Eが消費されます。さらにストレスを受けたときに分泌されるホルモンの合成にも、ビタミンB群、Cが必要となります。そのためストレスが多い人は必要量が増します。
これらの理由から、いろいろな野菜を過不足なく摂ることが大切です。
※本記事はMELOSで公開された記事『「市販のカット野菜は栄養がない」ってホント?マッスルデリ管理栄養士が解説』を再編集したものです。
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<Edit:編集部>