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慢性化しやすく特効薬もない「腰痛」。その原因・改善方法・メカニズムは?┃意外と知らない「スポーツと腰痛」の関係(前編) (2/2)

腰痛がでたらスポーツはやめるべき? 病院に行くタイミングは? 

 趣味のスポーツでも大会などの目標があると、痛みがでてもだましだまし練習を続けてしまうことがあると思います。それってやっぱりよくありませんか?

「これはあくまでも僕の考えですが、仮に痛みが軽くても、一度症状がでてしまったら、我慢して続けずに原因となっているスポーツを一旦やめた方がいいと思います。腰痛というのは非常に慢性化しやすいうえ、特効薬はありません。なんとなく治っていって、またぶり返す。それを繰り返していくことで、症状はどんどん悪化してしまうんです」

 スポーツだったら練習を、あるいは日常生活の中でこれが原因かな? と思う動作があればそれをやめても1週間ほど痛みが消えなかったら病院へ行くことをお勧めします、という小山先生。その理由はふたつ。

「まずひとつは痛みの原因を特定しなければいけないということ。どんな腰痛でも、普通はしばらく安静にしていると痛みは治まってくるものです。それでも痛みが引かないのは、内臓的になにかよくないものの可能性がある。きちんと診断を受けて、そこを見極めておく必要があります」

「原因が腫瘍などではないことがわかったら、今度は痛みの原因となる動作をつきとめていきます。仮に痛みが治まっても、それを引き起こす動きが改善されていなければ、いずれまた痛みはぶり返します。重いものを持つときに、膝を曲げずに前かがみになって持ち上げてしまうなど日常の何気ない動作が原因なら、それを改善する。スポーツをやめたら腰痛が治ったという人は、やはり体の動かし方がよくなかったんでしょう。ですから、まずは正しいフォームを身につけること。それと同時に体幹をしっかり鍛えたり、ストレッチをして体の柔軟性を高めるなどのケアをしていけば、スポーツを再開しても腰痛になりにくくなるはずですよ」

▼後編はこちら

腰痛と決別するためには自前の"体内コルセット"を鍛えよ!┃意外と知らない「スポーツと腰痛」の関係(後編) | 健康, トレーニング×スポーツ『MELOS』

[監修者プロフィール]
小山浩司(こやまこうじ)
研究分野は健康・スポーツ科学。東京有明医療大学准教授。博士(体育科学)(日本体育大学)。柔道整復師、日本体育協会公認アスレティックトレーナー、日本障害者スポーツ協会公認スポーツトレーナー

<Text:岩根彰子 / Edit:アート・サプライ(京澤洋子)/ Photo:Getty Images>

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