飲むヨーグルトは太る?ダイエットにおすすめの1日の適量はどれくらいなのか[医師監修] (2/3)
牛乳と飲むヨーグルト、どっちが太る?
牛乳も飲むヨーグルトも、飲みすぎによっては太る可能性があります。太りたくなければ、適量の摂取を心がけてください。
一般的に、飲むヨーグルトの方が低脂質で太りにくそうですが、飲むヨーグルトは加糖であることが多いです。加糖飲料は、血糖値スパイク(血糖値が急上昇と急降下を起こす状態)の原因となりやすいため、空腹感の増加による過食・生活習慣病リスクの増加などにつながる恐れがあります。
さらに、炭水化物は牛乳の倍以上あります。
▼牛乳と飲むヨーグルトの栄養成分比較
牛乳 (200ml) |
飲むヨーグルト (180g) |
|
エネルギー | 137kcal | 112kcal |
たんぱく質 | 6.8g | 5.2g |
脂質 | 7.8g | 0g |
炭水化物 | 9.9g | 22.9g |
※牛乳は「おいしい牛乳(明治)」、飲むヨーグルトは「十勝のむヨーグルト プレーン(日清)で栄養成分を比較しています。
飲むヨーグルトは、牛乳に乳酸菌を加えて発酵させたものです。そのため、牛乳の栄養に加え、乳酸菌の働きも期待できます。
飲むヨーグルトを 「夜に飲むと痩せる」は本当?
カロリーがあるものなので、「飲むだけで痩せる」ことはないでしょう。
しかし、夜に飲むヨーグルトを摂取することで、副交感神経が優位になり、腸の運動が活発化し、便秘を解消できると考えられるため、痩せることも考えられます。
さらに、夜に飲むとカルシウムの吸収率が高まるといった健康面でのメリットもあると考えられます。
「寝る前の飲むヨーグルトは太る」という声も
飲むヨーグルトに限らず、寝る直前の飲食は太ります。また、寝る前に飲食すると睡眠中に消化されるため、睡眠の質が下がるというデメリットも生じます。
飲むヨーグルトを夜に飲む場合は、寝る直前ではなく寝る2~3時間前にコップ1杯程度飲むのが良いでしょう。
ダイエットにおすすめの飲むヨーグルトの選び方
ダイエット中は、以下タイプの飲むヨーグルトを選ぶと良いでしょう。
- 低糖質
- 無糖
- 低脂肪・無脂肪
飲むヨーグルトは、液状なので一気に飲みやすいです。一気に飲むとその分吸収が速く、血糖の急上昇を招きます。
血糖値の上昇は、脂肪の蓄積につながるため、できるだけ低糖質なヨーグルトを選びましょう。
また、三大栄養素である「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」の中で、1gあたりのエネルギーが1番高い栄養素が「脂質」になります。そのため低脂肪を選ぶと、摂取カロリーを抑えられます。
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